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去年を待ちながら/ フィリップ・K・ディック著 寺地五一・高木直二訳
1966年刊行。日本での初版は1989年です。 原題:Now Wait for Last Year 時間跳躍できるドラッグJJ180を中心にストーリーが展開していきます。 今見えているもの、来るべき未来、それらが現実なのか非現実なのか? そして感動の結末。
創元推理文庫 SF タイムトラベル フィリップ・K・ディックace
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未来からのホットライン / ジェイムズ P ホーガン著
1980年刊行、日本での初版は83年です。 原題:Thrice Upon a Time ホーガンによるタイムトラベルものです。しかしタイムトラベルといっても人が移動するのではなく、過去に対してメッセージを送るというもの。 「シュタインズ・ゲート」の元ネタと思われます。前半はタイムマシン理論のお話でちょっと退屈かもですが、そこ飛ばすと訳が分からなくなるので頑張ってください。素敵なエピローグが待ってます。 あと、時間旅行には猫が似合うのかな?
創元推理文庫 SF タイムトラベル ジェイムズ・P・ホーガンace
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星からの帰還 / スタニスワフ・レム著 吉上昭三訳
1961年刊行。ハヤカワからは1977年です。 原題 : POWROT Z GWIAZD ウラシマ効果で未来の世界に帰ってきた宇宙飛行士の物語。思考・価値観が全く変わってしまっても人は理解し合えるか? レムの描く未来世界が現在とオーバーラップしてみえてちょっと怖いです。
ハヤカワSF文庫 SF タイムトラベル スタニスワフ・レムace
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犬は勘定には入れません ー あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 / コニー・ウィリス著 大森 望訳
1998年の作品 原題 : To Say Nothing of The Dog or How We Found The Bishop's Bird Stump at Last ハヤカワからは2009年刊行です。タイムトラベルものなのでSFにカテゴライズされてますが、ミステリー要素濃いめです。19世紀のイギリスへ冒険に行くストーリーで、19世紀に書かれた小説へのオマージュがあります。
ハヤカワSF文庫 SF タイムトラベル ミステリーace
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夏への扉 / ロバート・A・ハインライン著 福島正実訳
1956年の作品。読後の爽快感が心地よいタイムトラベルものです。寒い冬は護民官ペトロニウスと一緒に夏への扉を探しませんか?
ハヤカワSF文庫 SF タイムトラベル ロバート・A・ハインラインace