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スターファイター / ロバート・A・ハインライン著 矢野 徹・吉川秀実訳
1958年刊行(創元の初版は1986年) 原題 : Have Space Suit ー Will Travel 宇宙飛行士になることを夢見るぼくは、懸賞に応募して、一等賞はのがしたもののみごと入選し、中古ではあるが本物の宇宙服を手に入れた。さっそく修理して着用におよぶ。そのとき、宇宙服の通信装置に聞きなれない声が入ってきた。着陸許可を求めているらしい。いったい誰が、なんの目的で? ハインラインの代表的名作SF。 いわゆるSFジュブナイルですね。読後感が爽やかな、少年の冒険譚です。 現在は、「大宇宙の少年」(創元SF文庫)というタイトルで出版されています。
創元推理文庫 SF ロバート・A ・ハインライン 吉川 秀実ace
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巨人たちの星 / ジェイムズ・P・ホーガン著 池 央耿 訳
1981年刊行(創元の初版は1983年) 原題:Giants' Star 冥王星の彼方から〈巨人たちの星〉のガニメアンの通信が再び届きはじめた。地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、相手は地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない……それも、もうかなり以前から……!! 5万年前月面で死んだ男たちの謎、月が地球の衛星になった謎、ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、からまったすべての謎の糸玉が、みごとに解きほぐされる。前2作で提示された謎のすべてが見事に解き明かされる。《巨人たちの星》シリーズ第3部。
創元推理文庫 SF ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿ace
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ガニメデの優しい巨人 / ジェイムズ・P・ホーガン著 池 央耿 訳
1978年刊行(創元の初版は1981年) 原題:The Gentle Giants of Ganymede 木星最大の衛星ガニメデで発見された2500万年前の宇宙船。その正体をつきとめるべく総力をあげて調査中の木星探査隊に向かって、宇宙の一角から未確認物体が急速に接近してきた。隊員たちが緊張して見守るうち、ほんの5マイル先まで近づいたそれは、小型の飛行体をくり出して探査隊の宇宙船とドッキング。やがて中から姿を現わしたのは、2500万年前に出発し、相対論的時差のため現代のガニメデに戻ってきたガニメアンたちだった。『星を継ぐもの』に続く第2弾!
創元推理文庫 SF ジェイムズ・P・ホーガン 池 央耿ace
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非Aの世界 / A・E・ヴァン・ヴォークト著 中村 保男訳
1948年刊行 原題:The World of Null A 東京創元社の初版は1966年。 時は26世紀、今まさに〈機械〉によるゲームが始まろうとしていた。ゲームの成績優秀者には政府の要職が、そして優勝者には金星行きの資格が与えられる。ギルバート・ゴッセンもこのゲームに参加すべく〈機械〉市にやってきたが、奇妙な事実が判明する。彼の記憶はすべてがちぐはぐだったのだ。この間違った記憶は誰に植えつけられたのか。そもそも自分は何者なのか。自らの正体を求めてゴッセンの探索が始まるが、その背後では銀河系規模の陰謀劇が進行していた。 フィリップ・K・ディックが影響を受けたといわれるヴァン・ヴォークト。70年以上前に書かれた作品とは思えない面白さです。
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わたしはロボット / アイザック・アシモフ著 伊藤哲訳
1950年刊行 原題:I, Robot 東京創元社の初版は1976年です。
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聖なる侵入 / フィリップ・K・ディック著 大瀧 啓祐訳
1981年刊行(創元推理文庫1990年初版) 原題:The Divine Invasion 一応「ヴァリス」の続編としてストーリーが展開しますが、後半話が変わってきます。ディックは、神秘体験と現実の出来事を関連づけて、それがナンセンスだとわかっていながらそこから抜け出せなくなっていたんじゃないでしょうか。 ディックの遺作です。この作品発表の翌年、脳梗塞で他界しました。
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ヴァリス / フィリップ・K・ディック著 大瀧 啓祐訳
1981年刊行(創元推理文庫1990年初版) 原題:VALIS これを執筆した当時、ディックはかなり不安定だったのではないでしょうか。主人公ホースラヴァー・ファットはディック自身といわれています。SFというよりは私小説。捉え方や評価はかなり分かれると思います。グノーシス主義の理解も求められて、難解な作品となっています。
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アルベマス / フィリップ・K・ディック著 大瀧 啓祐訳
1985年刊行(創元推理文庫1995年初版) 原題:Radio Free Albemuth ディックの死後に発見された作品。「ヴァリス」、「聖なる侵入」、「ティモシー・アーチャーの転生」、この三部作の原型のような作品。が、皮肉なことにしっかりSF小説していて「ヴァリス」より読みやすく面白いです。
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去年を待ちながら/ フィリップ・K・ディック著 寺地五一・高木直二訳
1966年刊行。日本での初版は1989年です。 原題:Now Wait for Last Year 時間跳躍できるドラッグJJ180を中心にストーリーが展開していきます。 今見えているもの、来るべき未来、それらが現実なのか非現実なのか? そして感動の結末。
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未来からのホットライン / ジェイムズ P ホーガン著
1980年刊行、日本での初版は83年です。 原題:Thrice Upon a Time ホーガンによるタイムトラベルものです。しかしタイムトラベルといっても人が移動するのではなく、過去に対してメッセージを送るというもの。 「シュタインズ・ゲート」の元ネタと思われます。前半はタイムマシン理論のお話でちょっと退屈かもですが、そこ飛ばすと訳が分からなくなるので頑張ってください。素敵なエピローグが待ってます。 あと、時間旅行には猫が似合うのかな?
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渦動破壊者 / E.E.スミス著 小隅 黎訳
レンズマン・シリーズ⑦ 1960年発刊、東京創元社からは1977年刊行。 シリーズ外伝で③と④の間のお話。主人公のニールは物理学者さんです。
創元推理文庫 スペース・オペラ E.E.スミス 小隅 黎ace
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三惑星連合軍 / E.E.スミス著 小西宏訳
レンズマン・シリーズ⑥ オリジナルが書かれたのは1934年で、東京創元社からは1968年です。 「ファースト・レンズマン」の前日譚です。前作同様にキムのご先祖さまが活躍します。本来のレンズマン・シリーズはこの2作かなという気もします。
創元推理文庫 スペース・オペラ E.E.スミス 小西 宏ace
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ファースト・レンズマン / E.E.スミス著 小西宏訳
レンズマン・シリーズ⑤ 1950年発刊で、東京創元社からは1967年刊行。 人類初のレンズマンになったバージル・サムスの物語。時代はキムの頃より遥かに遡ります。
創元推理文庫 スペース・オペラ レンズマン E.E.スミスace
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レンズの子ら / E.E.スミス著 小西宏訳
レンズマン・シリーズ④ 1947年発刊、東京創元社からは1967年刊行。 キムとクラリッサは夫婦となり、彼等の子供たちが活躍します。キムボール・キニスン編、堂々の完結。
創元推理文庫 スペース・オペラ レンズマン E.E.スミスace
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第二段階レンズマン / E.E.スミス著 小西宏訳
レンズマン・シリーズ③ 1941年発刊、東京創元社からは1966年刊行。 キムの恋人、クラリッサもレンズマンとなり共に活躍するシリーズ第三弾!
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