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宇宙の操り人形 / フィリップ・K・ディック著 仁賀 克雄訳
1992年刊行 短編集というよりは、長編として出すには「宇宙の操り人形」が短いので短編を足して調整した感じです。表題作の「宇宙の操り人形」は設定がなかなか面白いですね。久しぶりに故郷に戻った主人公。しかしその町は自分の記憶にある町ではなく、しかも自分は子供の頃に死んでいた...。後半が"トンデモ"展開でちょっと残念です。 久しぶりに昔住んでた場所に行ったりすると「ここってこんなだっけ?」ってなったことありませんか?今見えているもや記憶の正しさに疑問が芽生えた時の不安感を書かせたら、この人は天才です。 ・The Cosmic Puppets「宇宙の操り人形」1957年 仁賀克雄訳 ・Project ; EARTH「地球乗っ取り計画」1953年 仁賀克雄訳 ・A Surface Raid「地底からの侵略」1955年 仁賀克雄訳 ・Strange Eden「奇妙なエデン」1954年 仁賀克雄訳
ちくま文庫 SF フィリップ・K・ディック 仁賀 克雄ace
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人間狩り / フィリップ・K・ディック著 仁賀 克雄訳
1991年刊行。この短編集は何度か版を変えて出版されてます。 表題作の「人間狩り」は映画「ターミネーター」の未来設定に通づるところがあります。「パパそっくり」は、得体の知れない何かが身近な人間になりすます恐怖を描く。 ・The Father-Thing「パパそっくり」1954年 仁賀克雄訳 ・The Hanging Stranger「ハンギング・ストレンジャー」1953年 仁賀克雄訳 ・The Crawlers「爬行動物」1954年 仁賀克雄訳 ・Fair Game「よいカモ」1959年 仁賀克雄訳 ・Meddler「干渉者」1954年 仁賀克雄訳 ・The Golden Man「ゴールデン・マン」1954年 仁賀克雄訳 ・Nanny「ナニー」1955年 仁賀克雄訳 ・Imposter「偽者」1963年 仁賀克雄訳 ・Survey Team「火星探査班」1954年 仁賀克雄訳 ・Service Call「サーヴィス・コール」1955年 仁賀克雄訳 ・Colony「植民地」1953年 仁賀克雄訳 ・Exhibit Piece「展示品」1954年 仁賀克雄訳 ・Second Variety「人間狩り」1953年 仁賀克雄訳
ちくま文庫 SF フィリップ・K・ディック 仁賀 克雄ace