パーキー・パットの日々 / フィリップ・K・ディック著 浅倉 久志 他訳

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ディック傑作集①
原題:The Best of Phillip K. Dick
1977年に、イギリスのSF作家ジョン・ブラナーが編集して刊行された短編集の第1巻(ハヤカワからは1991年初版)。以前は1983年にサンリオSF文庫から「ベスト・オブ・フィリップ・K・ディック」として出版されていました(現在は絶版)。
・Beyond Lies The Wub「ウーブ身重く横たわる」1952年 大森望訳
・Roog「ルーグ」1953年 大森望訳
・Second Variety「変種第二号」1953年 友枝康子訳
・Paycheck「報酬」1953年 浅倉久志訳
・Imposter「にせもの」1953年 大森望訳
・Colony「植民地」1953年 大瀧啓裕訳
・Expendable「消耗員」1953年 浅倉久志訳
・The Days Of Perky Pat「パーキー・パットの日々」1963年 浅倉久志訳
・Breakfast At Twilight「たそがれの朝食」1954年 浅倉久志訳
・Foster, You're Dead「フォスター、おまえ、死んでるところだぞ」1955年 友枝康子訳
表題作の「パーキー・パットの日々」は、長編「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」のベース作品です。火星での過酷な生活を紛らわすためにドラッグを使用しパーキー・パット人形で遊ぶ姿は、SNSやVRに没頭している現代人にダブって見えます。
「ウーブ身重く横たわる」は「イナゴ身重く横たわる」に関係あるように思えますが別物です。

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