銀塩の魅力

初版 2018/12/19 08:23

改訂 2018/12/19 08:23

ミューゼオ・スクエアに面白い記事が上がってました。


https://muuseo.com/square/articles/138

<日本カメラ博物館インタビュー> ライカに挑んだ国産機 | MUUSEO SQUARE

趣味性が高いカメラについて日本カメラ博物館・学芸員の井口芳夫さんに様々な角度からお話をうかがう連載の第二弾。いまや世界のカメラ市場を制覇している国産カメラ。ただ、国産カメラの発展に大きな影響を与えたのがライカだった。

https://muuseo.com/square/articles/138


記事にあるように、日本のカメラ技術の基礎はライカのコピーにあります。

なんでそこまでカメラ作りにこだわったのかというと、軍隊が必要だったからのようです。記録作業に際して、ライカのバルナック型のカメラは利便性に優れ各国の軍隊で使用されるようになりました。第二次世界大戦勃発後は、アメリカやイギリス、ソ連などがドイツから輸入できなくなり独自にコピー機を作っていました。日本はドイツから輸入していましたが、大戦中期頃から安定供給できなくなり独自にコピーモデルを製造するようになりました。ニッカは主に海軍へ、レオタックスは陸軍へ納入していたそうです。余談ですが、レオタックスは鋳造技術にやや遅れがあったようで、本体が分厚く本家よりひとまわり大きいです。戦後は記事にありますように、ドイツのパテントが無効にされたため、世界中にライカIIIのコピーが溢れました。その中で、日本のコピー機は精度が高く人気があったようです(アメリカで日本のコピー機が売れたのはユダヤ系のバイヤーが大々的に売り込んだから、という説があるそうです)。

日本の工業製品が信頼を得ていく第一歩が、このカメラづくりにあったと思うとちょっと感慨深いです。


そして手前味噌

https://muuseo.com/cosmic-ace/items/72


1955 Leotax k & Cannon 50mm f1.8 | MUUSEO(ミューゼオ)

https://muuseo.com/cosmic-ace/items/72

ace


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