ヘルプ!/アイム·ダウン/ザ·ビートルズ

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リサイクルショップにてジャンク箱より救出

《結成15周年記念》時代をこえ,国をこえ,世代をこえて,ビートルズ·パワーはいま生き続けている。

A面=ビルボード誌チャート① ’65,9/4~9/18 3週連続
A面=NME誌チャート① ’65

~以下ライナーノーツより~
「ヘルプ!」と「アイム·ダウン」という,ビートルズ史上でも類稀な名曲で構成されたこのレコードは,65年7月23日にイギリスで発表された。

ヘルプ!
 同名のビートルズ主演第二作映画のタイトル·ソングである事は,周知の事実である。
 この時期のビートルズのシングル·レコードは全てそうであったように,この「ヘルプ!」もイギリスのヒット·チャートでは,初登場赤丸付で第一位になった。つまり,発表一週間後の7月30日に第一位になった訳であり,そしてそのまま四週間もその位置に君臨していたのである。(ニュー·ミュージカル·エキスプレス)。アメリカでは,8月7日に41位で初登場して,9月4日から三週間,ナンバー·ワンにいた(ビルボード)。当然,ミリオン·セラーにもなった。
 映画のイメージからすると,少し軽い感じがしない事も無いけれど,ヒット曲としては,65年当時では,とても考えられなかったような厳しい曲である。詩の内容は,読めば直ぐに解るとおり,それ迄によくあった男の子と女の子との愛を歌うものではない。ビートルズ(ジョン)が,ひとりの人間として,窮極で助けを求めている叫びの歌なのである。67年以降,彼等が広く人間愛を訴え始める事の先鞭にもなった重要な曲でもある。
 前奏無しで,ポールとジョージの「ヘルプ!」というコーラスとジョンの「アイ·ニード·サムバディ」という叫びのイントロダクションは,実に強烈で切実なイメージを喚起させる。その他にも,曲中でのジョンのリード·ヴォーカルとポールとジョージのバッキング·コーラスの絡み方は,絶妙としか言い様が無い。また,ジョンの信じられないくらいにドライヴする,正確なアコースティック·ギターのリズムの刻みも聞きものである。正に名曲と言うしか無い。

アイム·ダウン
 63,64年頃のビートルズのコンサートのファイナル曲は,リトル·リチャードのロックン·ロール「ロング·トール·サリー」であったらしい。しかし,このレコードが発表されてからは,その位置には「アイム·ダウン」が鎮座ましましたのである。66年の日本公演でも,そうだった。
 曲としては,「ロング·トール·サリー」に激しくインスパイヤされてはいるけれども,その破壊力に関して言えば,数倍のパワーを持っている。ポールの,いったい何を食べているのかと疑いたくなるような,凄まじいまでの高音の叫びと,ジョンとジョージのバック·コーラス。ジョンのキーボードとジョージの唸るギター,等が見事に調和して,決めている。
 クリエイティヴな芸術家のビートルズは,またハード·ロックンローラーとして,100メートルを四秒ぐらいで突っ走っていたのであった。
 松村雄策(ロッキング·オン)

以上、カンマ使いや“ヴ”の表現、誤植では?と思われる箇所も原文まま

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    利右衛門

    2022/10/01 - 編集済み

    JSS(ビートルズ結成15周年記念シングル)
    キタ━(゚∀゚)━!
    あとたった32枚でコンプリートなのです!👍🎵

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      トルネコ

      2022/10/01

      利右衛門さん、コメント有難うございます。利右衛門さんのとこにこの盤、音が良いって書いてありますね。

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      利右衛門

      2022/10/01

      そうですね!このレコードのB面は特に迫力あってオススメです🔥
      JSS自体全体的に明るい仕上がりになっていて私は好きなんですが、時々「おや???」と首をかしげるようなのも偶にあったりして、
      公式から出てるのにジャンク感がある所も好きなんです(笑)

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