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ED76 551
青函トンネルの旅客列車増発に充てるためED79形の増備として当時の余剰機の中から514号機を捻出し改造されました。外部塗色は車体下部全周を灰色とし、塗装境界部に白色の帯を配しています。当初は複数機の改造が計画されましたが機関車不足時には日本貨物鉄道(JR貨物)のED79形50番台を借りて対応するといった運用体制の変更によって改造は551号機の1両のみで終了しました。1999年には函館本線電化30周年記念の特別列車牽引に使用するため赤2号の単色に復元され、2001年に廃車されました。
KATO JR北海道Chikatetu-Kanji
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789系 基本番台
東北新幹線の盛岡駅~八戸駅間延伸開業に伴う津軽海峡線の運転系統再編に合わせて快速「海峡」で使用されていた50系・14系客車を置き換えるために2002年12月に登場し、八戸駅~函館駅間の特急「スーパー白鳥」として営業運転を開始しました。外部塗色は前頭部と客用扉を含む部分がJR北海道のコーポレートカラーである萌黄色(ライトグリーン)、前頭部の塗装境界部には青色の帯、客用扉の塗装境界部には津軽海峡の地形図をデザインした帯を配し、前頭部側面には "HEAT789"のロゴマークが配されています。その後、2016年3月の北海道新幹線開業に伴うダイヤ改正を機に道央圏に転用され、2017年3月ダイヤ改正から老朽化した785系電車を置き換える形で札幌駅~旭川駅間の特急「ライラック」として再び営業運転を開始し活躍しています。
MicroAce JR北海道Chikatetu-Kanji
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ED79 100番台
青函トンネルを通過する貨物列車を重連で牽引する際の補助機関車として使用するため13両(101~113)が改造されました。常に重連の函館側に連結して運用するため運転台の側窓改造は函館側(第2エンド側)のみ施工され、青森側(第1エンド側)の運転台は種車の固定窓+落とし窓のままとなっています。新型機関車の導入などによって順次廃車が進2006年3月のダイヤ改正で定期運用から撤退し、2009年3月24日付で廃車されました。
Tomix JR北海道Chikatetu-Kanji
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50系5000番台
1988年(昭和63年)3月に開業した青函トンネルを通って青森~函館間を結ぶ快速「海峡」用に50系を改造し誕生。側面窓を固定式の大型一枚複層窓に交換し、外部塗色は青色地に白帯の塗装に変更されました。車内には青函トンネル内での現在位置表示装置を取り付け、座席は全席とも新幹線0系電車の廃車発生品の転換クロスシートに交換してます。快速「海峡」は2002年(平成14年)12月1日の東北新幹線八戸延伸開業による列車体系再編に伴い廃止となりました。
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ED79 0番台
国鉄が1986年(昭和61年)から津軽海峡線用として製作した交流用電気機関車で、運用の置き換えで捻出されたED75形電気機関車(700番台)から34両が改造されました。。改造は国鉄時代から開始され、1987年4月の国鉄分割民営化に伴い北海道旅客鉄道(JR北海道)が全機を承継し1988年3月の青函トンネル開通以降、北海道新幹線が開業する2016年3月まで旅客列車や貨物列車に使用されました。
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733系1000番台「はこだてライナー」
2016年3月の北海道新幹線開業に合わせ、函館駅~新函館北斗駅間のアクセス列車「はこだてライナー」用として登場しました。車両の外観・性能・搭載機器は札幌圏で運用されている0・3000番台と同じですが、コンセプトを「新幹線と連携・一体感」と「函館らしさ・北海道らしさ」としているため、外装と内装に一部変更が行われており、外装は車体の側面腰部と前面のラインカラーをパープルに変更するともに、コーポレートカラーのライトグリーンを車体の側面腰部のパープルの下に帯で配置しています。
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50系51形
主に普通列車で使用されていた旧型客車を置き換えるために製造された50系の内、北海道用として客室窓を小型の一段上昇式二重窓とし、車軸発電機をベルト駆動からギア+シャフト駆動に変更するなどの酷寒地対策が施工されたのが51形です。 赤2号に塗られた車体から「レッドトレイン」の愛称で親しまれ、地方都市近郊の通勤通学輸送に重用されましたが、電化や気動車化の波にのまれ製造開始後10年ほどで廃車が始まり、急速に姿を消しました。
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ED76 500番台
ED76 500番台は1968年から1969年にかけて22両が製造されました。北海道向けであることから、大容量 SG 搭載に伴う水と灯油タンクの大型化・下枠交差型パンタグラフの装備・特別高圧機器のない屋根上・7列に配置された専用エアフィルタールーバー(一般的な20段ではなく18段)・前面の貫通扉とタイフォン設置など九州向け車両とは性能や外観が大きく異なります。これら北海道向け装備の搭載や大容量化により、車体長は基本番台より1m延長されてF級機並みの18.4 mとなっています。 空知運転所(旧・岩見沢第二機関区)に配置し、函館本線の電化区間で急行「大雪」をはじめとする客車列車の牽引に使用されました。JR発足直後より旅客列車は721系電車の投入により電車化が推進されたことで本区分の運用範囲は漸次縮小し、末期は5両が残存し小樽 - 岩見沢間1往復の運用に充てられていましたが、1994年に全車が廃車となり、同時に所属していた空知運転所も閉鎖されました。
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733系3000番台
733系は2012年に登場した近郊形交流電車です。先に登場した731系をベースに新技術の導入やバリアフリーに対応した仕様となっています。快速「エアポート」に使用される733系3000番台は先に登場した733系100番台をベースにクーラーが変更される等の仕様変更がされています。 733系3000番台を使用した快速「エアポート」は2014年7月から主に新千歳空港~札幌・小樽間で運行が開始されました。中間車サハ733形のうち1両は指定席「uシート」となっており外観も異なる色の帯が施されています。
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DD51(JR北海道色)
国鉄分割民営化後にJR北海道に継承されたDD51は順次ブルーに流れ星がデザインされた塗色に変更され「北斗星」「トワイライトエクスプレス」や道内夜行急行列車の牽引に活躍しました。2016年の北海道新幹線開業によるダイヤ改正で全機運用から外れ廃車となりました。
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キハ183 500番台(HET色)
キハ183系500番代は機関の出力向上や貫通型先頭車、連続窓風の側面など0番代から大幅にモデルチェンジした車両として1986年に登場しました。 キハ281系の登場により、塗装を同イメージの青と緑の帯を配したカラーに変更のうえ先頭部側面には「HET183」ロゴが表記されました。 130キロ運転対応の2550番代(現7550番代)と共にハイデッカーグリーン車を含む編成で函館~札幌間の特急「北斗」などで活躍しています。
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キハ183 100番台(HET色)
キハ183 100番台は1985年3月ダイヤ改正での編成短縮に伴い不足する先頭車を補うため、電源装置付きの中間車キハ184形を先頭車(キハ183形)に改造したもの。運転台は後位に新設され、後位(種車の前位)側の室内電源室や窓配置は残されました。運転台は分割併合に対応する貫通型で、屋根上の両前照灯は貫通路の頭上部に設けられました。 JR化後には他の車輌と同じカラーリングに変更され活躍しました。
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キハ183(オホーツク色)
札幌-網走間を結ぶ「オホーツク」は、1972年10月のダイヤ改正時に急行「大雪」を格上げされ設定された特急列車です。誕生当初はキハ80系による運転でしたが、1982年11月改正を機にキハ183系に置き換えられました。1992年頃より、「とかち」に準じていますが、前照灯回りがパープルとなっているのが特徴です。
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キハ183(スーパーとかち色)
札幌~帯広間を結ぶ特急「とかち」は1991年7月からキサロハ182を連結、塗装を白地にオレンジのラインからグレーベースに窓回りはブラウン、窓下にはパープルとライトグリーンのラインが入り、また内装を同時期のリゾートトレインと同様なグレードアップを行い「スーパーとかち」となりました。
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キハ183 500番台
先頭車のキハ183形は高運転台非貫通構造をやめ、増結・切離しが行える貫通型の前頭部構造とされ、同時期に四国に導入されたキハ185系と酷似したデザインとなりました。また、それまで特急型車両の先頭車に設置されていた特急シンボルマークおよびステンレス切抜きのJNRマークが廃止されました。
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