全日空商事 【1/200】"おつかれさまYS−11" 航空局 JA8720

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航空局 おつかれさまYS−11
レジJA8720

航空局の飛行検査は、1962年2月にDC-3型機による飛行検査が開始されて以来、最大6機のYS-11型飛行検査機を所有し、羽田をベースとし日本中の空で活躍しました。
民間航空会社から続々とYS-11型機が姿を消して行く中、飛行検査機としてのYS-11も老朽化により、順次、新型の検査機へとバトンを渡していきました。
そして最後まで残っていたJA8720とJA8709も2006年12月22日のフライトを最後に退役となり、その任務を後任のDHC-8-300型機に譲りました。
2006年12月22日最後の飛行検査を終えて羽囲に帰ってきたJA8720(通称“に〜まる”)は、1968年8月の導入以来39年間、一貫して“飛行検査機”として活躍しました。
2006年12月21日に横田基地を訪問、翌22日の大島VORTAC,箱根AEISの検査が最終FLTとなり総飛行時間22,503時間30分をもって39年の歴史に幕を閉じました。先に退役した4機のYS-11型機と異なる主な特徴としては従来型の検査装置に代えてコンピュータを用いた飛行検査情報処理システム(AFIS)を搭載していること、高カテゴリーILS検査に対応するためのレーザートラッカー装置を搭載していること、航空法の改正をうけて空中衝突警報装置(TCAD)を装備していることがあげられます。
また他の飛行検査機と同様、電源支援の受けられない空港での検査に備えてAPUも搭載しています。飛行検査機としての活躍もさることながら1970年に発生したよど号ハイジャック事件の際に政府高官をソウル金浦空港まで輸送したという歴史の舞台裏でのエピソードもJA8720の残した特筆すべき足跡でしょう。
モデルはおつかれさまYS-11のタイトルが入った最終時のに〜まるを再現したものです。
またノーズ下には本機の特徴とも言えるレーザートラッカー装置の黄色枠のレーザー反射板も同様に再現されています。
ラストフライト冊子付き。

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