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- Railwayfan Museum
- 321F 航空館 全日空商事 ダイキャストモデル 1/500
- 全日空商事 【1/500】〔NH50055〕 ANA B767−300 "ANAモヒカンジェット"
全日空商事 【1/500】〔NH50055〕 ANA B767−300 "ANAモヒカンジェット"
全日空 B767−300
モヒカンジェット
レジJA602A
ANAモヒカンジェットはかつてのANAの機体デザインであったモヒカンルックをB767-300 JA602A号機に復活させた特別塗装機である。モヒカンルックの機材は1969年5月に導入されたB737-200型機にはじまり1989年まで約20年間日本の空を飛んだ。
この就航期間は日本が高度経済成長を続けた時代であり大阪万国博覧会の開催（1970年）、宮崎・鹿児島への新婚旅行が人気を博すなど飛行機に乗ることが一般的となった時代でもあった。
モヒカンルックが日本の空を飛んでから40年たち「航空機での旅行に多くの夢があった当時を思い出して頂き飛行機でのご旅行を楽しんで頂くとともに社員としては初心に立ち戻る象徴に！」という社員提案からモヒカンルックの復刻が実現したのである。
モヒカンルックの塗装で活躍した機材は残念ながら2006年3月に退役したB747SR-100型を最後に全て機材更新され存在せずB767-300型もモヒカンルックに塗装されたことがなかった為復刻にあたっては実機に合わせて1から塗装デザインを起こす必要があった。
モヒカンブルーは現行CIの正式な色名称であるがモヒカンルックの機体に塗装されていたブルーではなく現行塗装機で使われている明るい方のブルーを指す。
実機塗装ではトリトンをダークブルー、モヒカンをライトブルーと呼びモヒカンルックに塗られているブルーはスカイブルーと呼んで区別している。
再現にあたってスカイブルーはライトブルーよりややくすみのある独特の色合いであるが懐かしさよりもあざやかで美しい色として新鮮さを感じたスタッフが多かったらしい。
塗装デザインはモヒカンルック導入時にボーイングで作図されたB737-200型塗装図のスペックをB767-300型の図面に落とし込む形で検討をスタートした。
当初B737に塗られていた帯幅をそのままB767に当てはめてみたところ周体径が異なる為細すぎていかにもアンバランスな印象を受けた。
特にトップとサイドの帯福のバランスをうまく取らないと選和感が出そうであった。
そこでモヒカンルックで飛んでいたYS-11A、L1011、B747SR-100の各塗装図面からトップ帯福、サイドの搭幅、窓周り下の白の帯幅を捨い出しB767-300型に当てはめながら勘案していった。機体の大きさからはB747の帯が一番広いようなイメージがあったが意外にもL1011の方が広くトップの帯幅はSRの84.1インチに対し105インチもあった。
トップの帯幅は細すぎても太すぎても違和感が出るため1:100スケールのモデルに17mm、18mm、20mm、22mmの帯を貼ってイメージを確認していった。最終決定した実機のトップ帯幅は2.2mでグラウンドレベルから帯が視認できる幅として決められたものである。
ダビンチマークはB737用に作図された図面をベースに再生したもので直径は140インチある。
またモヒカンルックといえば黒いノーズのイメージがあり再現を望む声を反映して鼻黒が復活した。
コックピット下の防眩塗装も現行機にはないが往時をイメージしてつや消し黒で再現され、下面はモヒカンルックの時代ベアメタルの無塗装であったが現行機では耐食性雑持の為ライトグレーのペイントが施されている。
これは機能保持の観点からグレーのままとされた。日本国族、全日空の漢字ロゴはJA602号機に塗装されていたものと同じ寸法にALL NIPPON AIRWAYSの日ロゴを加えている。
STAR ALLIANCEロゴはモヒカンジェットにはペイントされていない。
最後のモヒカンルックの機体が姿を消して20年が経過して塗装作業に当たったスタッフのほとんどがモヒカンルックの塗装は初めての経験であった。
装いも新たになったANAモヒカンジェットJA602Aの就航期間は2013年までの4年間運行された。
モデルはモヒカンジェット復刻にあたりイメージ確認に実際に使用された試作モデルを実機に則して細部修正の上一般向け市販モデルとしたものである。
ちゃぽん
2023/04/29 - 編集済みなるほどぉ~実機を見たとき、はじめから存在したかの様にシックリ来ていたので、裏にそんな苦労があったとは知りませんでした(^^)/
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Railwayfan
2023/04/29コメントありがとうございます。
767導入の時にトリトンになりましたからねー(^^)
767にもモヒカンは違和感が仕事をしないくらい（笑）マッチしていましたね(このお写真もモヒカン時代に撮影されていたのではないかと一瞬錯覚してしまうくらいにマッチしてます)。
このままJALでJASカラーとかも復活してほしいです
(版権的に無理かなぁ^^;)。
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