全日空商事  【1/500】〔NH50021〕ANA  B747SR−100

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全日空 B747SR−100
レジJA8159

747SR-100型はL-1011に続く次期大型機材として1977年に導入決定し1979年からANA国内線に就航した4発の大型主力機材である。
SRはSHORT RANGE の路で長距離路線用に開発された
B747-100型機を離着陵の頻度が高くなる短距離路線での運航に耐えうるように胴体、主翼、尾翼の各構造部分の強化を図ったもので構造強化に要した補強材の重さは約1.4tに及んでいる。
装備エンジンは当時1,100万飛行時間に及ぶ高い信頼性をもったゼネラルエレクトリック社のCF6の改良CF6-45Aエンジンに決定した。
このエンジンは長距離用CF6-50Eエンジンの推力を減格して使用するディレイトエンジンで必要時には推力を46,500ポンドから52,500ポンドまで引き上げることが可能であり最大離座重量を約341tに引き上げてB747SR-100型を長距離路線に使用することも想定していた。
ANAのB747SR-100型にはスーパージャンボの愛称がつけられ1978年12月に1,2号機を受領、1979年1月25日、東京〜札幌線51便から世界初の500席仕様で国内線に就航した。
SRは合計17機導入され、大量輸送時代の象徴として果たした役割は大きい。また1982年からは国際チャーターをはじめ一部は国際線機材としても活躍した。
B747-400DやB777-300等の国内線後継機材の導入が進み2006年3月10日の鹿児島〜羽田624便を最後にANAから全機退役する。
B747SR-100はモヒカンルックで登場した最後の機材でありB747-200日と共にフライトエンジニアが乗務するANA最後のスリーメンクルー機であった。
モデルのJA8159は1983年に国内線用に導入されたB747SR-100型の最終17号機で、導入時のモヒカンルックの装いから現在のトリトンカラーとなって長らくANA国内線に活躍していたが2005年5月に退役した。退役時のコンフィギュレーションはスーパーシート20席、一般席516席の計536席。
JA8159は国内線機材を示す英文のない全日空漢字ロゴで残った最後のSRでもあった。

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