マイクロエース【A1331】 国鉄 オヤ10+オヤ33 事業用客車 2両セット

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国鉄では事故や災害などの復旧用として「救援車」を主な客車区などに配置していました。
搭載された復旧用資材を積み下ろすホイストが設置された荷物扉が必要なことから、余剰となった荷物車などを種車として改造されたものが多数派ですが、車両需給の関係から座席車から改造されたものも存在し、旧型客車由来の事業用車の多くは国鉄分割民営化までに廃車され、民営化以降はマニ50やスユニ50などが救援車代用として使用されました。
国鉄では営業用以外にも様々な用途のための車両を保有しており、それらは用途に関わらず「事業用」として形式称号に「ヤ」が与えられていました。
セットのオヤ10 3はオロネ10を改造した車両で、鳥栖レールセンターに所属し工事用宿泊車として九州地区で使用されていました。
同じくセットのオヤ33 53はオハニ36を改造した電気機関車用教習車で、長町貨車区に所属し、電気機関車教習車として東北地方を巡回していました。
車内には教習用器材が搭載されており、機関車取扱の教育に使用されました。

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