日産・スカイラインV35。

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タカラトミー トミカ。1/62 日産・スカイラインV35。

1990年代後半から日産自動車の業績不振は深刻な物で有ったが、遂に2000年になり負債総額は未曾有の金額となり、日産はCEOにカルロス・ゴーンを招き入れる事になる。

ゴーン改革と呼ばれた大幅なコストカット政策の末、日産自動車の象徴とも呼べるペットネームの車種の殆どが廃盤となり消滅した。

しかし、日産のアイコンとも呼べるフェアレディZとスカイラインは名前を残した。

ゴーン改革により、全く新しい形のスカイラインとしてV35スカイラインは誕生した。

2001年に誕生したV35スカイラインは、賛否両論がハッキリと分かれるスタイリングで、古くからのスカイラインファンは、それまでのスカイラインとV35スカイライン以降は全く別の車種として認知する程に、従来のスカイラインのイメージを覆した物だった。 

そんな物議を醸したV35スカイラインも来年で20年落ちになる。

かつて改革の名の元に日産再建を果たしたカルロス・ゴーンも今では犯罪者扱いとなり、日産を去った。

そして現在の日産自動車は年月の流れは皮肉な物で、ゴーン改革の時とほぼ同じ巨額の赤字決算となっている。

v35スカイラインは、かつての迷走時代の日産自動車の落とし子の様な車種で、その歴史と記憶を繋ぎ止めるV35スカイラインのトミカももう年代後半物になりつつ有ります。

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