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INNOVATIONS sports coupe (1968)
同じシドミードの友人でもあったコレクター仲間が高解像度のトレードでシェアしてくれた2作所有の原画のうちの一作で、年末(12/27〜12/30)のシドミード1周忌に合わせた自主プレ「秘密基地」(大阪)でファン限定で公開することを了承してくれた。出力ではあるが、世界初公開となるだろう。 この作品はU.S.STEELの企業カタログ「INNOVATIONS」(1968)に含まれるスポーツクーペ。シドミードお得意の「アライバル」(到着)の、オフラインでの人の出会いがテーマ。保存状態もよく発色も綺麗。水彩絵具とガゼインを混ぜ、マチエールを使った60年後半に多く用いた技法。どこまで拡大出来るか試してみたい。 #sydmead #INNOVATIONS #u.s.スティール #企業カタログ #シドミード #スポーツクーペ #コンセプトカー #conceptCAR
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THE BRONZE AGE / THE IRON AGE (1964)
THE STONE AGE の次に繋がるセラニーズ社カタログ「CELCON」の鉄器時代と青銅時代。細い線は極めて繊細で滲ませた絵具のマチエールや象形文字が至極丁寧に描かれている。黒いぼーどに黒く塗られた部分にテキストが入るレイアウト。印刷から戻ってきた原画を関係者が、46年もの間所有していたと思われる。2019年、シドミード展で世界初公開。
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THE STONE AGE (1964)
セラニーズというポリエステル樹脂を技術開発し、合成樹脂のセルコンというブランドを展開した1966年のカタログの最初見開きページ。石器時代をテーマにラスコーの洞窟で焚火を囲い、宇宙からの使者が人類に叡智を与える場面。 画材は黒いイラストレーションボードに、パステル、色鉛筆、グワッシュ。フォード退社後から個人のスタジオを構えるおよそ10年の間に数多く手掛けたカタログ用の一作。 #sydmead #シドミード #原画 #水彩画 #アート #original #個人蔵 #シドミード展 #memoriesOFtheFUTURE #1966
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SPACE COLONY UNDER CONSTRUCTION 原画 #シドミード
我々の時代さえまだ到達もしていないスペースコロニーの、しかもその建設中を1966年に描いているのが恐ろしい。シドミード展での個人蔵のコーナー「memories of the future」のラストに持ってきたU.S.STEELのカタログ用に描いたオリジナルの下絵。60年代中頃から後半のほんの僅か数年、カラーマーカーで描かれていた時期があり、カラースケッチは極めて少ない。アレクセイ・レオノフによる人類初の宇宙遊泳は前年の1965年。月面着陸はまだ3年先の1969年。画像2〜3枚目がその完成画(画集SENTINEL)1979年。 完成画を想定した画面サイズのインチ表記(70cm)や、画面の縁取りから飛び出した筆致、マーカーの筆先を整えられたのか色味を確認された跡が興味深い。黒の極細のペン先があまりに細いので、おそらく製図用のロッドリングを使われているように思う。小さな宇宙飛行士やそれを繋ぐセイフティケーブル、遠景のロケットパーツのディテールが凄まじく緻密。かなり薄いボードに描かれており、イラスト用ではなく手身近にあった適当厚紙に描かれている。当時の作業スピードとして2時間もかかっていないと思われる。シドミード展図録集への掲載は画面がここまでお見せ出来ていない。以下、シドミード展(世界初公開)に際して改めてご本人に作品解説をお願いすることが出来た。 THE ‘SMALL? (not an accurate title) SPACE STATION. SPACE COLONY UNDER CONSTRUCTION. 1966 The ‘small space colony….’ Illustration was again originally done for one of the U.S. Steel books but never used that way. AND it is not a small space station. It is a space colony. The diameter is one kilometer. In foreground, a rocket unit is guiding a construction element into position for building the space colony. The East coast of China is far below. Both (included "jungle walker")illustrations are done in gouache paint on illustration board. SYD MEAD 小さいスペースステーション? 正確なタイトルではないな。 「建設途中のスペースコロニー」(1966) この「小さな」スペースコロニーも同様にU.S.スティール社の為に描き下ろしたが、彼らは決してそれを使うことはなかった。しかも小さなスペースステーションではない。スペースコロニーなんだ。サイズはゆうに1kmはある。背景にはロケットパーツが建設途中の部品をコロニーの定位置へ誘導している。眼下に見えるのは中国大陸の東海岸だ。前述の「ジャングル・ウォーカー」と同様にイラストレーションボードにグワッシュで描いた。 シドミード スペースコロニーをテーマにしたのはこの作品をはじめ、ナショナルジオグラフィック誌、pleasure world、ガンダム、Space Ball、Anticipa、AARX、映画エリジウム、abandoned planet sith(STAR WARS VISIONS)他 ゲーム関連などではスペースステーションも背景画に多い。 #sydmead #シドミード #スペースコロニー #原画 #シドミード展 #製図 #マーカー #スケッチ
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エイリアン スラコ号インテリア
シドミードによる映画「エイリアン2」スラコ号のエアベイエリアのインテリア、そのコンセプトデザイン。美術セット建設の為のプロップ、プロダクションアートと呼ぶものでセットデザイナー用資料。通常は凹凸が判るようにマーカーで影を描くが、これはそれ以前を青写真にした資料。
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エイリアン2 ドロップシップ (シドミード版)
特撮モデルと劇車など美術製作用の青写真。 強襲揚陸艦スラコ号より惑星に降下するドロップと、A.P.C.(armed personal carrier)兵員輸送車を搭載したギミック、レイアウトを示すシドミードによるコンセプトデザイン。最終案はロン・コッブによるデザインが採用された。
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エイリアン2 「スラコ号」ラフスケッチ
二作目、映画「ALIENS」の、シドミードによるスラコ号ラフスケッチ。清書される前の下敷きとなった大まかなフォルム、パースの原寸大サイズで、ブローマスターの親か孫コピー。 #sydmead #シドミード #alien #aliens #sulaco #宇宙船 #プロップ #エイリアン2
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#シドミード 's SENTINEL LIMO 400 ROLE PATROL
シドミードによるオリジナルブランド: SENTINEL シリーズのLIMO 400の HIGHWAY PATROL POLICE version の、 ブルーとライトブルー。文字情報が多く、 unofficial police business POLICE urbancontrol など賑やかで ルーフの™️Hotweels の色が黒とゴールドで微妙に異なる。店頭で見かけることはついに無かったパッケージだが、2003年にシドミード先生の個展 " COOL BLUE DIMENSIONS "展がパサディナ大のキャンパスで開催された折にスタジオでサインを頂いた。ペンはサイン用に持ち歩いておられたお気に入りのシルバーのマーカー。 これらSENTINELシリーズはスペースに余裕があれば年末の「秘密基地」にてディスプレイに加えたい。 #sydmead #シドミード #マテル #hotweels #ホットウィール #ミニカー #限定モデル #センチネル #sentinel #リムジン #ミュージアム
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ETERNAL
吹き出しにはイギリス王室、クイーンとある。アーカイブ整理で出てきた大判の画用紙に刷られた資料袋の一つ。どうもスタジオでのクリスマスパーティーのデコレーションとして沢山貼ったのを袋として再利用されたと聞く。廃棄されたのを了承を得た上でゴミ箱からサルベージ。今から考えたら夢のような3日間だった。 絵柄や情報量から判断するに'70〜'80年代に描かれたのだと思われる。Tシャツや画集にあってもおかしくない位、情報量が多く、キャラのアウトラインがかなりの速筆で、文章に時間をかけたことが分かる。当時の時事ネタがあるかも知れない。
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Toyota Camry HYBRID 2010
Toyota Camry HYBRID 2010 (部分) 反射フェチだったシドミードのお気に入りカラーはクローム。クルマを描く際に注意されていたのは特にクロームパーツのボディ反射、質感はもとより、ライトの中の構造と光源の魅せ方。タイヤを描くのは割と大変だったそうです。日本車のプロジェクトとしては最晩年の部類に入る2点シリーズのポスターアート。
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Jungle Walker idea sketch (1968)
メガマシンの構造と、アニメーションのようにカメラが動きをフォローしながら最適な構図を探った鉛筆によるアイデアスケッチ。一コマ4〜6cmにも満たないマッチ箱サイズ。日付は無いものの当時、半日ほどで描き上げられた珍しい鉛筆画。
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