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ストロマトライト化石(藻の化石)(ワイオミング州産)
米国ワイオミング州産の藻の化石で、年代は始新世(5000万年前頃)になります。 ストロマトライトは化石は世界各地で見つかりますが、少数ながら、オーストラリアやメキシコで現生するようです。 標本名:ストロマトライト化石 産地:米国ワイオミング州
化石 大阪市阿倍野区 2016年shm
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ウニ化石(フロリダ州産)
ウニといえばバフンウニのように刺々しい形状のものを想像しがちですが、このような形のものも多いです。これは化石ですが、このような形のものは今でも存在します。 これは約3000万年前の化石です。品種は調べきれませんでした(タコノマクラの仲間でしょうか?) 標本名:ウニ化石 産地:米国フロリダ州
化石 大阪市阿倍野区 2016年shm
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ビクスバイト(無処理)0.170ct
鉱物種のひとつであるベリルにおいて、エメラルドとビクスバイトは宝石の使用に供されるためほぼ例外なく含浸処理がなされます。鑑別書には"透明材による含浸処理がされています''、とコメントが入るか、通常検査ではわからない場合、"通常、含浸処理がされています"とコメントされます。 このようなコメントは、ターコイズやジェダイトにも記載されますが、含浸処理されることが当然であるエメラルドとビクスバイトにももちろん記載されます。 ビクスバイトはユタ州のワーワー山地でしか採れない稀少な赤いベリルです。ただ、鉱山は既に閉山しておりカットルースは還流品か、昔に採った原石をカットしたものだけになります。 含浸されていない無処理のエメラルドは真偽は定かでありませんが、10万石にひとつとまでいわれます。非加熱のコランダムが100石中ひとつかふたつであると言われるため、無処理のエメラルドは無処理のルビーやサファイアよりも遥かに稀少です。 そのエメラルドより更に稀少で、しかも含浸されていないレッドベリル、ビクスバイトの稀少性は、私見ですが、マスグラバイトを上回る、まさしく世界一稀少性の高い宝石と認識しています。 当該石は、ルーペで若干のインクルージョンは確認できるものの、見た目を損なうものではなく、クラックやその他の瑕疵はありません。 ヤフオクで、鑑別書も付いていなかったので半信半疑でしたが、日独宝石研究所の偉い方からの連絡を聞き、驚愕しました。 ところで、原石派の方には知られているようですが、ビクスバイトの主要鉱山名は、カットストーン派の方は多分知られていないでしょう。以下の通りです。 鉱物名:ベリル 宝石名:レッドベリル(ビクスバイト)(無処理) 組成:Be3Al2Si6O18 重量:0.170ct 産地:Ruby Violet claims (Violet claims; Violet Mine; Red Emerald Mine; Harris Mine), Beaver Co., Utah, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットオークション 2019年shm
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バキュリテス
米国のサウスダコタ州のロッキー山脈東側では当該石のような色鮮やかな白目の円錐状アンモナイトが産出します。これも異常巻きアンモナイトの一種です。 アンモライトのようなイリデッセンスが見られますが、カナダ産でなく、またイリデッセンスが弱いため、アンモライトに近いですがアンモライトとは呼べません。樹脂によるコーティングはなされておらず、雑に扱うと表明の殻が剥がれてしまいます。 標本名:バキュリテス 産地:米国、サウスダコタ州
化石 大阪市阿倍野区 2016年shm
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トリケラトプス歯化石
トリケラトプスの歯化石です。 トリケラトプスはTレックスにつぎ人気の高い恐竜で、化石にあまり興味が無い人でもよく知られた種だと思います。 歯化石自体はそれほど珍しいものではありませんが、化石好きとしてひとつは押さえておきたいものです。 標本名:トリケラトプス(歯化石) 産地:米国、モンタナ州、カーター郡、ヘルクリーク層
化石 ネットショップ 2018年shm
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オレゴンサンストーン0.524ct
オレゴンサンストーン。 ピンクとカラーレスのバイカラー。カットは前にアップしたものと同じです。 オレゴンサンストーンって、要はフェルドスパーのアンデシン〜ラブラドライトなんですがものによってとても高価です。当該石はかなりの高品質なはずなのですが、なぜか安かったです。(だから同時に2個入手できたわけです。) 鉱物名:フェルドスパー 宝石名:ラブラドライト 組成:Na(50%-50%)Ca(30%-70%)(Al, Si)AlSi3O8 重量:0.524ct 産地:Oregon, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2019年shm
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オレゴンサンストーン0.371ct
オレゴンサンストーン(バイカラー)。 この色が欲しかったのです。しかもカットがとてもかっこいいです^_^ AGLルールで、国内鑑別機関では"オレゴンサンストーン"表記ができないのがもどかしいです。そもそもアベンチュリン効果(ヘマタイトインクルージョンなどで宝石の内部からキラキラ輝いて見える現象)がないため、サンストーン表記すらできないです。海外の鑑別機関でも難しいと思います。 オレゴンサンストーンは、米国オレゴン州の"州の石"になり、基本的には処理されていないと言われています。この石も処理されていないはずですが、日独の鑑別書には「通常拡散処理」のコメントが…。 鉱物名:フェルドスパー 宝石名:ラブラドライト 組成:Na(50%-50%)Ca(30%-70%)(Al, Si)AlSi3O8 重量:0.371ct 産地:Oregon, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 2019年 米国shm
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ヨーゴサファイア(非加熱)0.118ct
ヨーゴサファイア。 ティファニー社のジョージ・フレデリック・クンツをして、「コーンフラワーカラー」と言わしめた、モンタナサファイアの中でもレアサファイアになります。 モンタナサファイアは他にもロッククリーク、ミズーリリバー、ドライウッドコットンクリークの3カ所から産出しますが、大体加熱処理が施されており、唯一ヨーゴ渓谷産のサファイアは非加熱でもクリアーな美しいスチールブルーの色相を持ちます。 当該石もまさしくコーンフラワーカラーに近い色相で、小さい以外、目立つ瑕疵はありません。非加熱無処理石です。 鉱物名:コランダム 宝石名:サファイア 組成:Al2O3 重量:0.118ct 産地:Yogo Gulch, Utica, Judith Basin, Montana, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットオークション 2017年shm
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ウルフェナイト1.394ct
ウルフェナイトといえば、レッド〜イエローオレンジの板状の原石が母岩にたくさんくっついている標本が人気です。原石ファンにとっては割とメジャーな標本であるためコレクター必須の鉱物ではないでしょうか。 ところで、ウルフェナイトの色因は微量に含まれるクロムによるもので、クロム含有量が多くなると濃い赤になるようです。しかし、不純物が全く含まれない限り、ウルフェナイトはカラーレスになります。当然、カラーレスのウルフェナイトは極めて稀な石になります。 当該石はわずかにイエローを帯びているものの、ほぼカラーレスのウルフェナイトであり、しかもファセットカットが施されたレア中のレアな裸石になります。カットは甘いものの、そこは硬度2半、やむを得ないというものです。 金剛光沢が映える、大変綺麗な石です。 鉱物名:ウルフェナイト 宝石名:ウルフェナイト 組成:PbMoO4 重量:1.394ct 産地:Arizona, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2018年shm
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ベニトアイト0.397ct
マイベストコレクション。 一般にあまり知られていない石ですが、ダイヤモンド並の分散率で青白く輝く様相は並のサファイアでは比べ物にならない稀少価値を持つ石になります。 原石ファンの方であれば、ネプチュナイトと共生した石は憧れだと思います。私には高価なので所持できないでいます。 産地は分かっているだけでカリフォルニア州サンベニト郡および新潟県糸魚川市青梅のみ。この内宝石質の大きい結晶が採れるのはサンベニトのみになります。原産地のカリフォルニアでは州の石に位置づけていますが、唯一産出したディアブロ鉱山が閉山しているため、ベニトアイトは還流品しかないということになります。 2017年ごろからなぜかかなり値が上がった石です。当該石ぐらいのサイズのベニトアイトは、通常だともう入手困難でだと思います。 ラベルにディアブロ鉱山が抜けておりました。以下のとおり訂正しておきます。 →写真および産地を追記しました。ベニトアイトの産地表記は以下の通りです。 鉱物名:ベニトアイト 宝石名:ベニトアイト 組成:BaTiSi3O9 重量:0.397ct 産地:Santa Rita Peak, New Idria, Diablo Range, San Benito, California, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2018年shm
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フローライト(ニューメキシコ州産)1.051ct
有名どころは英国のロジャリー鉱山や中国湖南省シャンバオ鉱山、米国イリノイ州ミネルヴァ鉱山…、等世界中で採掘され、特にロジャリー鉱山は世界的にも一大産地として有名です。 様々な色があり、その名の通り蛍光もします。特に原石ファンの方が多い石ですが、裸石派は中々見かけません。理由はカットの難易度が高いため。カットしたとしてこの石は硬度4、脆く普段使いには向きません。 当該石はニューメキシコ州産。グリーンとブラウンのバイカラーです。 鉱物名:フローライト 宝石名:フローライト 組成:CaF2 重量:1.051ct 産地:New Mexico, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2017年shm
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ネプチュナイト0.930ct
ベニトアイトとよく共生しているレアストーンです。原石はたまに見かけますが、ファセットカットされている裸石はかなり稀というか、そういう石ではありません。レアストーンを取り扱う業者でも、ツーソンショーで狙わない限り取り扱うことは困難と思います。 和名は海王石ですが、ブルーではなく、完全にブラックです。以前から探しておりましたが、2017年の京都ショーでようやく見つけることができました。 鉱物名:ネプチュナイト 宝石名:ネプチュナイト 組成:KNa2Li(Fe, Mn)2Ti2[Si8O24] 重量:0.930ct 産地:San Benito, California, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 京都市左京区 2017年shm
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ヘキサゴナイト0.955ct
アンフィボールグループのトレモライトに微量元素としてマンガンの入ったラベンダー色の石です。 国内の鑑別機関ではヘキサゴナイト表記ができないらしく、せめて鑑別書に「マンガンの含有を認める。」とコメントしていただけたら良かったのですが、実家に置いてある鑑別書に記載があったかは残念ながら覚えていません。 トレモライトはアスベストの原料として知られます。クォーツのインクルージョンとしての方がメジャーです。当該石は単結晶をカットしています。 鉱物名:アンフィボール 宝石名:トレモライト(ヘキサゴナイト) 組成:Ca2Mg5Si8O22(OH)2 重量:0.955ct 産地:New York, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2016年shm
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フリーデライト0.440ct
フリーデライトは米国ニュージャージー州フランクリン鉱山から稀に採取された鉄とマンガンのケイ酸塩です。滅多に見かけませんが、なぜかそれほど高額ではありません。見かけたら即ゲットをお薦めしたい。 当該石に限りませんが、フランクリン鉱山は1988年に閉山しているため、当産地の鉱物は還流品しかないです。長波で蛍光する鉱物が多いからか、世界中に当鉱山産の鉱物ファンがいます。 当該石は見た目がファイヤーオパールやリザーダイトにそっくりです。大きさも私的に申し分ないサイズです。 鉱物名:フリーデライト 宝石名:フリーデライト 組成:Mn8Si6O15(OH, Cl)10 重量:0.440ct 産地:Franklin Mine, Sussex, New Jersey, USA 鑑別:日独宝石研究所
宝石 大阪市中央区 2016年shm
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ローソナイト0.703ct
この石の裸石はまず国内では見かけません。原石でもほとんどないと思います。 カリフォルニアのローソナイトで、組成はフェルドスパーグループのアノーサイトに近いです。産地もカリフォルニア以外には見たことがありません。 当該石はこの石にしてかなり大きめのサイズ。マニアックすぎて国内では所持するコレクターがほぼいないと思われます。めっちゃレアですが、、あまり知る人ぞ知る、という感じでもありませんし、これを欲しいと思われるコレクターさんはいないでしょう多分。 鉱物名:ローソナイト 宝石名:ローソナイト 組成:CaAl2Si12O7(OH)2•(H2O) 重量:0.703ct 産地:California 鑑別:日独宝石研究所
宝石 ネットショップ 2016年shm