日産キャブオール 肥料店仕様

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日産キャブオールの肥料店仕様です。3代目がモデルであり、1978年型の再現になります。

1976年に登場した3代目キャブオールは、キャビン部分が2代目からのキャリーオーバーであり、実質的には2代目のビッグマイナーチェンジといった状態でした。ただし、エンジンやブレーキが強化される等、中身は着実に進化しています。1978年には、リアタイヤを小径にして荷台をフルフラットにした上荷台の高さを約78cmに抑えた「スーパーロー」を追加設定しました。尚、3代目キャブオールはクリッパーと販売店違いの兄弟車となり、更には日産ディーゼル版の「バイソン」と合わせ3兄弟を形成しました。(バイソンは、名前がバイソン=倍損と捉えられイメージが悪い為に敬遠されあまり売れなかった様ですが)1981年には後継の「アトラス」及び「日産ディーゼル コンドル」が登場し、キャブオールはこの3代目で消滅となりました。

キャブオールの3代目モデルは初の立体化であり、1978年に追加設定されたスーパーロー仕様で再現されています。スーパーローの特徴である小径リアダブルタイヤもきちんと再現され、リアのアオリ部分の「スーパーロー」ステッカーが目を引きます。実車の標準色である青い平ボディの荷台には、様々なサイズの肥料袋が積載されています。サイドには「望月肥料店」の文字が印刷されています。

現在ではトラックの生産から撤退してしまった日産ですが、嘗ては日産でも様々なトラックが生産されていた事を思い起こさせます。いかにも70年代後半のトラックならではの素朴な雰囲気が味わえる魅力的なミニカーであると思います。

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