トリプル・クロス12-Ⅱ&15-Ⅱ

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淡路島の家具職人,谷口さんの作品。いつもながらすばらしい仕上がりです。

4本ずつが3方向から直交している形のトリプル・クロス12-Ⅱ
5本ずつが3方向から直交している形のトリプル・クロス15-Ⅱ

今までの組木との大きな違いは,中心で直交した形ではなく,少しズレて組まれていること。
この形は今までになかったものではないでしょうか。
組みあがった両端がそろわずズレている,ビルカトラーの組木はありましたね。

こうなったのは,谷口さんの切り欠きの仕方が大きく関わっていると思われます。普通の組木では,1/2,つまり板厚の半分までの切り欠きがほとんどですが,谷口さんのは,3/4ぐらいのものも多く使われています。それをクルっと回転させたら,中心からズレた形になったとか,ならなかったとか・・・

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