アンチスライドパズル

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アンチスライドという概念をパズルに持ち込んだのは,オランダのストライボス氏。94年のことでした。私の知る限りでは。
そのパズルは,どのようなものであったかというと,1×2×2のピースを16個,4×4×4に収めることができます。では1個減らして15個を収めるときにお互いに干渉しあって動かないようにしなさい。というものでした。その時,彼は最小12個までできることを確かめていました。ところが途中の14個だったか13個だったかを見つけていなかったのです。それを見つけたのは私。

このパズルの後,8×8の盤に同一ペントミノピースをアンチスライドで収められる最小解などが多く検討されました。Iピースなどは固定が難しいものの一つです。Fなど少なくて固定できます。

ところが今回,ピースを斜めに使うという考え方が出てきました。
当時のアンチスライドの概念は,面接触で,垂直,水平方向への固定ということでした。
しかし,今回の様に点接触となると他の要素が出てきます。
それは,回転という動きですね。

UE氏のものもKohFuh氏のものも,盤に対して,あるいはピースに対して垂直水平には動きません。
しかし,回転となると,先日の私が間違えたUE氏の配置では,左上の小さいピースが単独で時計回りに回転する可能性があります。
また今日の訂正したものでも,中点に接しているとなれば全体が回転することになります。
昨日のKohFuh氏のものも同様に回転する可能性があります。

ご指摘いただいたのは,Iwasawa氏。さすがスライドパズルの権威。
でなければ五角形アウトが成立しませんものね。

要は,アンチスライドという概念をどのように定義するかということになりそうですね。
当初のように垂直水平ということであれば,ここ数日のアンチスライドは成り立ちますが,回転ということも含めて考えれば,アンチスライドではなくなるということになりますね。

問題を提起したのは私ですが,ただただ皆様の英知に感心するばかり。

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