- My Stock Museum
- 1F Jurassic images
- ユタラプトル ユタの捕食者 ドロマエオサウルス科では最大級の獣脚類
ユタラプトル ユタの捕食者 ドロマエオサウルス科では最大級の獣脚類
紀元前約1億3,900万~1億3,460万年前の中生代白亜紀前期、北アメリカ大陸に生息していた。レベル的に言うとヴェロキラプトルが中型犬程度、(ジュラシックパーク第1作ではこの名称が使われていたが、映画のサイズがあまりにも違い過ぎるので批判があり、次からただの『ラプトル』と呼んでいた。)
ディーノニクスが大型犬だとするとちょっと図抜けてデカイ。全長は4.9m体高は1.5m。後肢の第二趾のシックルクロウ(鉤爪)は20センチに達した。
ドロマエオサウルス科の獣脚類を描く上で最近は、羽毛の痕跡も確認できない個体であっても羽毛を描くものが多いが、ユタラプトルは大きさから羽毛の必要性が云々されていた。ところがこの恐竜の集団の化石が発見され、羽毛を持っていたことがほぼ確実となってきている。そこで、羽毛の役割が保温ではなく、他の目的のため絵だったのではないかとの推論が行われ始めている。
描き手としては正直羽毛の方が時間の節約になる。しかも、こういう大型になればなるほど、体色が地味になるので楽なのです。
この絵は意識的に羽毛を省略し、下肢の重量感を描きたかったのだと記憶している。同時期に描いた少し小型のディノニクス辺りはもう完全に羽毛を纏わせている。