Beethoven Complete Sonatas for Violin cello and Piano Mstislav Rostropovich & Sviatoslav Richter

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ベートーヴェン チェロとピアノのためのソナタ全5曲 2CD

Cello:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
piano:スヴィヤトスラフ・リヒテル

Disc1

   チェロソナタ第1番 ヘ長調 op.5-1
   チェロソナタ第4番 ハ長調 op.102-1

   チェロソナタ第5番 ニ長調 op.102-2

Disc2

   チェロソナタ第2番 ト短調 op.5-2
   チェロソナタ第3番 イ長調 op.69

個人的感想等はLabに昔の印象とかを思い出しつつ少しずつ整理しようと思っています。困ったことに全曲このお二人の演奏で聴いているのかというとそうではなくて、結局いろんな人の演奏を聴きかじることになります。
このアルバムは一方はソヴィエト連邦の反体制主義者とのレッテルを張られ、やむなく、西側に亡命し、一方は一般的には父がドイツ人でありドイツ在住のロシア人という扱いを受けたが、最後までソヴィエト人として祖国にとどまった。今彼の生まれ故郷であるウクライナは西側のサイドから見ればロシアの侵略を受けている。芸術家としての彼はその道を一途級どうしたような人生で、そのビデオでの独白には深い悲嘆が籠っているように聞こえた。
その彼らがソヴィエト連邦を代表する芸術家としての円熟期にあった演奏だと思います。
リヒテルのピアノには血の中にあるドイツ的な音楽への寄り添いと厳格さが重く聴こえ、第1番の演奏をボクは心から若々しい作曲家の作品として聴くことはできませんでした。圧巻は第3番。個人的には第4番が好きです。

その第4番の第1楽章の長大なアンダンテの序奏の歌を

https://youtu.be/TBAbI8Q7TxA?si=it5bbqGO6-vF654j

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