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アンモナイトの化石
昨日10月14日は『化石の日』だそうで、アンモナイトの化石。前の投稿のアンモライト同様、カナダへオーロラを見に行ったときに購入。 https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/125?theme_id=33597 移動中に立ち寄った化石がたくさん売られている場所で無造作に箱に複数アンモナイトの化石が入っていた。1つのアンモナイトを切断してできた2つがワンセットに。 断面図が磨かれており、裏には真珠層が虹色を出している。 この真珠層をはぐと独特の模様が出て美しいし、種の判別もしやすい。 アンモナイトの化石のコレクターは真珠層を剥いだものを磨いたものを好む人もいるのでは。 #化石 #博物蒐集
化石 カナダの化石ショップ 2014ofugutan
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アンモライトのジュエリー(ペンダント)
アンモライトは、アンモナイトが化石化の過程で遊色効果を持った化石。1981年に宝石として認められる。 オパールに似ているが、化学組成的には別物。 アンモナイトは白亜紀(6500万年~1億3500万年前)の後期に生息。 遊色効果は、化石化するときに、殻表面のアラゴナイト(真珠層を構成する物質)が地中内の鉱物や圧力の影響を受けたことによるそう。 アンモライト自体はいろいろなところでとれるが、宝石としての価値が認められる虹色に輝く良質のものは多くない。 地殻の成分や地圧など特殊な条件が揃ったカナダアルバータ州の7000万年の地層からのみなのだとか。 カナダのイエローナイフに姉とオーロラを見に行ったのだが、後半のロッキー山脈観光の際、バンフにて旅の土産として購入。 海外に行くときは、鉱物が有名な土地の場合、過去にも何回か旅の思い出として買っており(ボヘミアンガーネットやメキシコオパールなど)、もとから1つ欲しいと思っていた。 ただ、安いのは遊色があまり出ておらず、ガラスケースに入っている美しいものはとても高かった。 そんな中、ディスプレイされていたのが、このペンダントトップ。セールになっていて、少し背伸びすれば買えるかという価格。 遊色もかなり出ている。材質はシルバーでサブがダイヤではなくホワイトサファイアなのは微妙だったが、ちゃんとロジウムメッキがかかっているらしく、変色しない。 また、メーカーのコーライト社はアンモライトの発掘で世界一なので、ものとして信用できる。なにしろ、偽物もあるというので注意。 #鉱物 #化石 #ジュエリー
化石・宝飾品 KORITE 4ofugutan
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ローズウッドのチェスト(デンマーク)
1960年代のローズウッドのチェスト。小さい家具だが木目が非常に美しい。天板などは突板で、脚は無垢になっている。 現在も北欧風の家具は人気だが、デンマークのミッドセンチュリー時代のものも専門の店があるくらいポピュラー。チークとローズウッドが2大材質だが、市場に出るのはローズウッド製はチーク製の1/3くらいで、価格も高め。 現在は昔ほどよい木材がとれず、チークは古いものほど丈夫で価値が上がるとされる。また、この時代のローズウッドの家具は現在ワシントン条約で規制されるブラジリアンローズウッド製。新たに木が伐採されて家具が作られるものではないため貴重。 いずれも丈夫で長く使えるので、デザインを北欧家具に似せた安価なものを買うより、これぞと思ったビンテージを愛用したい。 ただ、これを購入した時点ではイギリスアンティーク家具で家をまとめるか、北欧のミッドセンチュリー家具でまとめるか迷っていたとき。結局前者にしたため、北欧家具コレクションとして1つ持ってる感じになってしまった。他の家具との色の統一性はあるが。 #北欧家具 #ローズウッド
北欧家具 Nikitaとモダン 2014ofugutan
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19世紀末頃のフランス製の望遠鏡
19世紀末〜20世紀はじめ、100年以上前に作られたフランス製の望遠鏡。 顕微鏡のアンティークはけっこう市場に出るが、天体望遠鏡は非常に珍しい。ebayでたまにでるのを見てもリプロダクトかジャンクの実用不可のもの。 本体に書かれたE.Vionというメーカー名を調べると海外の掲示板がヒット。1900年頃製造されたリアルアンティークで、少なくとも10万以上の価値があることがわかった。 接眼レンズをひねると、レンズカバーがスライドされるようになっている(写真3、4)ギミックも良い。 ヤフオクで「知識はないけど蔵から出て来た」との説明だけあり、絶対に落札する!といさんだが3万円台で落とせた。 精密機器なのでやはりオーバーホールに出したくて調べると、香川県にある天体望遠鏡の設計制作やメンテナンスを行うヨシカワ光器研究所が信頼できそうで相談したら引き受けてくれた。 通常の接眼レンズのほか、太陽観察レンズらしきものがついていたので、それの使いかたや、構造について教えてほしいとも頼んだ。 すると、なんと返却の際、それらだけでなく、どんなメンテナンスをしたのかの詳細レポートが送られてきた! 複数枚の写真がはられ、手書きでかかれた8枚以上の素晴らしいもので、これだけで1万円払ってもいいくらい(写真6~8)。 そしてオーバーホールをして思うに、この望遠鏡は大量生産されたものではなく、当時の職人が時間をかけて作ったもので工芸的価値がある貴重なもの(写真7)と感じるそう。 同じ職人として、100年以上前の職人の仕事ぶりに時代をこえて共感するものがあったのかもしれない。 それも合わせて、ヨシカワ光器研究所の職人さんの仕事ぶりにも非常に感銘を受けた。さらに会計の詳細も明確で、26000は安い。 なお、望遠鏡の倍率は20~30くらいかと思う。経年で自然に変色した真鍮の雰囲気もよく、これで月を見るのは何とも贅沢なのだ。 #博物 #天文 #科学 #天体望遠鏡 #理科 #サイエンス #アンティーク #ヨシカワ光器研究所 #職人の本気
天文 E.Vion ヤフオクofugutan
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NO19のベントウッドチェア(エンジェルバック)
ベントウッドチェアは、1830年に蒸気によって木を曲げる技術を開発したオーストリアのミヒャエル・トーネット(1796 - 1871 年)より生まれ、軽くて丈夫で修理しやすいため、2世紀以上愛されている。 背もたれのフープが二重になったデザインのダブルバックはゴッホの絵でも見られるし、現在の日本のカフェでも見ることがある。 写真のベントウッドチェアは19世紀末、トーネット(Tohnet)商会により発売された「No19」というごく初期のころのチェアデザインで通称「エンジェルバック」という珍しいもの。コレクターには人気の品らしい。特に天使の輪っかの部分は継ぎ目が見えず技術が素晴らしいと思う。 エンジェルバックのベントウッド・チェアはトーネット社のほか、派生したフィッシェル(Fischel)社製、JJコーン社製があるが、デザインが微妙に違う。 これはずっとトーネット製だと思っていたが、フィッシェルでも非常に似たものを作っていたらしい。 こちらのサイトのフィッシェル製とそっくりなので、情報はこれにならう。 https://shop.denim-furniture.jp/products/detail7203.html いずれにせよ、当時ほどの長い素材がとれないので忠実な復刻は無理だと言われるし、100年以上たった珍しいアンティーク・チェアである。 鳥が好きなので、ベントウッドチェアは鳥の翼っぽいエンジェルバックに惹かれた。 #アンティーク #ベントウッドチェア #トーネット #フィッシェル
アンティーク家具 フィッシェル? ネットショップofugutan
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ツァボライト
正式にはグリーン・グロッシュラー・ガーネット。タンザナイトのように、発見地「ツァボ野生動物公園」にちなみ、ティファニー社によって「ツァボライト」と命名された。 加熱や含浸処理など何も処理をしなくとも美しい鉱物。しかし、緑のガーネットは光の分散率が非常に高いデマンドイドガーネットが人気なため、いまひとつ存在感が薄いのが不憫だ。 このルースは柘榴石と呼ばれるガーネットのころんとした原石に近いカットで、かなり見応えがある。 #ガーネット #ルース #宝石
0.751 宝石ルース 7.25-7.5ofugutan
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琥珀(虫入り)
琥珀は、数千万年~数億年前、地上に繁茂していた樹木の樹脂が土砂などに埋もれて化石化した「樹脂の化石」。 宝石として、昔から扱われてきた。宝石といえば基本は鉱物。真珠や珊瑚や鼈甲やアンモライトなど動物由来もあるが、植物由来はジェットと琥珀くらいか。 虫入りの琥珀といえば、『ジュラシックパーク』だろう。琥珀の中の蚊から恐竜のDNAを取り出して恐竜を産み出したという話だ(現実的には劣化しすぎてて無理だが)。 当時、家族で映画を観に行こうとなり、セレクトは末っ子の私に任されたが、選んだのがジュラシックパーク。『水の旅人』(同じ時期上映のホーム向け映画)じゃなくていいの?と言われたけど、大人的、特に父にとっては万々歳だったのでは。 しかし、ちょうど「ジュニア朝日年鑑」で琥珀からDNAを、という話を読んでいたため、家族の中で一番私が詳しかったのであった。 ということで、想いで深い「虫入り琥珀」は1つ持っておきたかった。やはり、蚊みたいな羽虫を選んだのがこだわりだ。 なお、琥珀は偽物も多い。飽和食塩水に浮かべると、琥珀だと浮き、プラスチックだと沈む判別法がある。 #琥珀 #アンバー #化石 #ジュラシックパーク
化石 2〜2.5 ネットショップofugutan
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博物画:ハチドリの自然史(pl21)
1829年にパリで出版されたR.P.Lesson.著、 「HISTOIRE NATURELLE DES OISEAUX MOUCHES.」の一枚。銅版画に手で彩色されている。 タイトルは「COLIBRI HIRSUTE. Adulte」。初めて入手した博物画。博物画としてはポピュラーです。 Rene Primevere Lesson(1794-1849) ルネ=プリムヴェール・レッソンは、フランスの軍医、鳥類学者です。 世界一周航海を行ったコキーユ号に船医として乗り込み、各地の貴重な動植物の資料を集めたのだそう。 Histoire Naturelle des Oiseaux Mouches 1829年~1830年にかけてパリのArthus Bertrandから出版され、全部で84枚の図譜が収められています。 なお、これでCOLIBRI(コリブリ)というハチドリの学名を覚えた。ペルーに旅行に行ったとき、片言スペイン語でコリブリ(ハチドリ)が見たい!とガイドの人に言ってみた。 よく難しい言葉知ってるね!と驚かれ、一般的にはチュッパフローラだよと。花を吸うってそのまんまだな(なんか可愛いけど)。日本だと別にミツスイって鳥がいるなあと思った想い出があります。 #博物画 #フランス #鳥
博物画 Lesson 博物画のショップofugutan
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大きめのカンポ・デル・シエロ隕石
恐らくもっともポピュラーで入手しやすい隕石。かけらは1000円台で手に入るが、このサイズ感だとずっしり宇宙の重みを感じられて良い。 カンポ・デル・シエロは1576年には鉄を含むクレーターとして存在が認識されていたが、1969年に総重量37000kgの隕石が地中から発見されたそう。 それまでも、飛び散ったものは採取されてたし、発見された隕石の総重量は100tを超えるのだとか。 鉄92.5%、ニッケル6.68%からなる鉄隕石で、ほぼ鉄なため重い。 #隕石 #鉄質隕石 #天文 #宇宙
隕石 ヤフオク 2014ofugutan