エドワーディアンのハーフパールの三日月ブローチ
エドワーディアン時代のもの。英国アンティークではポピュラーな三日月デザインでハーフパールがとめられたブローチで、14k製。
裏側に日付けが書いてあり、1910年8月2日に誰かのプレゼントに贈られたものだろう。
ハーフパールは、19世紀末から20世紀はじめに流行った。2ミリ程の極小の天然真珠を半分にカットし、1つずつツメでとめてある。現代ではもう作られないラストテクノロジーであり、その保存として購入。
なぜ今は無理かというと、天然真珠を真二つにカットするのは難しい(しかも当時は手作業)うえ、真珠の硬度は高くはない。また、天然真珠は完全な真円ではない。
しかも、円形の真珠なら穴を開けて針を刺せるが、2ミリほどのハーフパールをすべて爪で留める必要がある。
そして、現代の養殖真珠は人工的な核なので、半分にカットするとほどなく退色するだろう。しかし、アンティークジュエリーの良質なハーフパールは100年経ても退色せず美しさを保っているのだ。
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2013
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