水晶の印材

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水晶の印材は、山梨県で19世紀末から盛んに作られましたが、大正に入ると国産水晶が枯渇、海外から輸入した水晶を加工するようになりました。

この印材たちの中に、ブラジル産と思しきガーデンルチルクォーツ(写真2)を見つけたこと、また、丙子の年(1936年)に作られたと分かる刻印(写真3)を見つけたことから、昭和に加工されたものと推測。

ただ、昔からの伝統を重んじたためか、山梨の水晶、主に水晶峠の草入り水晶が使われているようです。この印材たちを眺めましたが、ブラジル産はあまりないような、、

バッタリ鉱山(水晶峠)の水晶を、結晶のまま削り印材にするという、実に見事な印です。(写真4,5)
なんと、貫入した水晶を用いたものまでありました(写真6,7)。乙女鉱山でしょうか?
また、竹森のすすき入り水晶もあります(写真8)。

鑑定団に出そうかな←

某サイトには、当時の印材に藤屋や雨塚山の紫水晶を用いたとの情報があり、ぜひそれを探したいところ。Twitterのフォロワー情報で、数年前に妙に小さいアメジスト印材を見かけたとのこと。まだ世の中に眠っておられるかもしれませんね。

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  • すべて山梨産なんですよね。
    数が揃うと壮観ですね!

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    • 実は、よく見たらブラジルのガーデンルチルクォーツもありまして、、、
      刻印されたものを見たら、1936年の年に何かの記念で作られたものと分かりました。

      恐らく、ブラジル産水晶を輸入しながらも、数少ないバッタリ鉱山水晶を細々と印材加工していた昭和初期のものでしょう。

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