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LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
2013年11月にLumix DMC-GM1とともに登場したレンズです。GM1用の小型で軽量なキットレンズとしてセットで使われることを想定して開発されたと考えられます。沈胴式でレンズ収納時は厚さ1インチ(=25.5mm)にも満たないコンパクトさです。厚さを約24mmに抑えたのはアメリカで販売するときに1インチより薄い,ということをアピールしようとしたからでしょうか(考えすぎかな?)。 質量は100gをはるかに下回ります。このレンズを装着したDMC-GM1は300g足らず(スペック上は約274g)ですから,下手なコンデジよりも軽いのです。例えばPanasonicの1インチセンサーのコンパクトデジタルカメラのDMC-LX9は24-72mmのズームレンズ付きで310gですから,GM1の軽さは際立っています。望遠端が少し短いものの,レンズ交換式でこの軽さは驚異的で,その軽さにLumix G 12-32mmが大きく貢献していることは間違いありません。 レンズを繰り出してもそれほど長くなるわけでもなく,コンパクトなままです。コンパクトなのに広角端を12mm (35mm判換算24mm)としたことはPanasonicの見識だと個人的には思います。小さくするなら広角端を14mmにしたほうが設計はずっとラクだったはずですが,それをあえて12mmからのズームとしたというのはある種のこだわりだったのだと思います。そういうこだわりが感じられるモノがとても好きです。 このくらいコンパクトだといろいろなところに設計上の無理がでてきてどこか破綻するところがありそうなものですが,さすがに現代の設計だけあってバランスよく設計されています。というか,むしろよく写るレンズだと思います。レンズにおける軽薄は正義だということを主張するレンズです。 このレンズによる作例を https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/LUMIX%20G%20VARIO%2012-32mm%2FF3.5-5.6%20ASPH.%2FMEGA%20O.I.S. に置いています。 #レンズ #AF #m4/3 #MFT #Panasonic #12-32mm #F3.5-5.6 #H-FS12032 #標準 #ズーム #手振れ補正
AFレンズ MFT PanasonicMOR
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M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
2010年4月にOlympusから発売されたマイクロフォーサーズ(MFT)規格の超広角ズームレンズです。一眼レフのフォーサーズ規格でも同様のスペックのレンズがありましたが,それをベースにMFTに手直ししたものと思われます。そうは言ってもフランジバック が全然違う一眼レフとミーレス一丸ではレンズの設計は根本的に違うものになって当然で,実際,構成するレンズの枚数からして違います(MFT用のM.ZUIKOのほうが1群1枚少ない)。前のモデルとの共通点はスペックだけ,ということだと思います。 広角域はフランジバックが短いミラーレス一眼が一眼レフに比べて圧倒的に有利ですが,加えてセンサーサイズが小さいので非常に小型・軽量なレンズが実現できます。この超広角ズームも35mm判換算で16-36mmという超広角なのに150gちょっとしかありません。センサーが小さく焦点距離が短いのでボケの量は少ないですが,超広角ならパンフォーカスでどんどんシャッターを切れば良い,という考えなので,個人的にはMFTと超広角は相性がよい,と思っています。 実際,どこにフォーカスが来てもピントはあってしまうのでフレーミングだけしてシャッターを切ればOKです。けっして高価(で高性能)なレンズとはいえませんが,写りは十分ですし,標準ズームに追加してもう1本持っていくことが苦痛ではない,というのは重要です。フルサイズのカメラを持っていけないときでも,気軽に交換レンズを複数持ってでかけられるのはマイクロフォーサーズの特権だと思います。 ただし,最近はMFTでもカメラ本体が巨大化しているので,荷物を少なくしたいときには,中古で調達したLumix GM5の一択になってしまっているのが残念です。 このレンズによる作例を https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/M.ZUIKO%20DIGITAL%20ED%209-18mm%20F4.0-5.6 に置いています。 #レンズ #AF #m4/3 #MFT #Olympus #9-18mm #F4-5.6 #広角 #ズーム
AFレンズ MFT OlympusMOR
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Tamron 80-210mm F4.5-5.6
TamronのModel 278Dです。20世紀の最後くらいに発売されたレンズだと思われます。まだこの頃はTamronもPentaxマウントのレンズを作っていました。重さがたったの281gという軽い望遠ズームです。望遠端が200mmではなく210mm,広角端が70mmではなく80mmで,最初からニッチ狙いかと思わず邪推してしまう微妙なスペックです。 21世紀に入ってカメラがデジタル化して,等倍で見るとレンズの解像度がとても気になり出した頃のレンズです。21世紀のはじめごろにPentaxのFAスターレンズが次々にディスコンになっていましたが,FA 85mm F1.4がついにティスコンになるという話を聞いtあわてて中野のフジヤカメラに走ってなけなしの小遣いをはたいて流通在庫を確保しました。そのときに,売り場に新品なのに2000円くらいで山積みされていたのがこのTamronの278Dでした。 85mm F1.4を買うつもりで来ているので金銭感覚が麻痺していますから2000円なら激安だよな,と思ってなぜか勢いでいっしょに購入したように記憶しています。実際,いくらなんでも2000円は安すぎるというか,もはや根がついていないのと同然でした。お店の人になぜこんなに安いのか聞いたら,デジタル時代になったのでフィルム時代の甘いレンズは売れないからだ,という説明でした。安いのでとりあえず買っとけ,とそのときは思って買ったと記憶しています。 しかし,予想通り,その後,一回も使った記憶がありません。実際,使っていないんだと思います。最近,防湿庫から発掘されました。15年以上経過しているため,ゴムのローレットは加水分解で白くなっています。実用上の不都合は何もないのですが,いかにも放置されていた感が満載の外観です。レンズ構成も単純で,プラスチックの鏡筒ということもあって驚くほど軽量です。言い換えればチープ感が全力で漂っている,ということですが,これはこれで旅行に持っていくというような目的には十分であるように思います。 #レンズ #AF #Tamron #PKAF #PK #80-210mm #F4.5-5.6 #望遠 #ズーム
AFレンズ PKAF TamronMOR
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FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
2016年に発売されたSony Eマウントフルサイズ用の比較的コンパクトな望遠ズームレンズです。しかし,コンパクトと言っても望遠端は300mmをカバーするので800g以上あります。 個人的にはあまり望遠は使わないのですが(ではなぜ買ったんだ,というツッコミはなしです),全然使わないわけでもなく,また,手持ちのAPS-C用の55-210mmズームはAF性能や画質がいささか残念な感じなので期待を込めてFE 70-300mmを導入しました。結果としてわかったことはレンズの性能がどうこうではなく,私の写真の腕が悪いということでヘタクソはレンズ を選ばないという悲しい事実を知ることになってしまいました。 望遠ズームレンズの導入にあたってはFE 70-300mmと大きさ重さがほぼ同じでF4通しのFE 70-200mm (SEL70200G)とどちらにするか悩ましい選択でした。テレコンが使えるならたぶんFE 70-200mmにしたと思いますが,テレコンが使えないという点では同じだったため,結果的として設計が新しいこと,望遠域が広いこと,寄れることをとって70-300mmを選びました。 このレンズによる作例を https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/SEL70300G においています。
AFレンズ Sony E SonyMOR
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K&F Concept PK-L/M
国内でもよく見かけるK&F Conceptのマウントアダプタです。Pentax KマウントレンズをLeica Mマウントカメラに装着することができます。 お値段の割にはそこそこの作りで普通に使え,ノーブランドではない,ということくらししか特徴がありません。結果としてお値段のことしか興味がない,ということになるわけですが,現在(2021年10月)は日本のAmzaonで3000円ちょっと,eBayのほうが少し高くて4000円前後のようです。円安が急に進んだためかeBayで調達する方が高くなっています。私が調達したときはeBayのほうが安かったような気がしますが,eBayの購入履歴に履歴が見つからないのでeBayで調達したわけではないようです。ひょっとしたら何年か前の銀座松屋でやっていた中古カメラ市で中古を入手したのかもしれません。こういうイベントのときには他のものもあれこれ調達するので記憶が曖昧です。 とりあえずライカMマウントに変換できればたいていのミラーレス一眼カメラに取り付けられるだろ,くらいの気持ちで手元に置いているだけなのと,Pentaxのカメラが手元にあるのでPKマウントのレンズをわざわざ他のマウントのカメラにつける必然性がない,というのもあってあまり出番はありません。使ってみてどうなのか,という感想すらなくただ持ってるだけ,だったりします。 #マウントアダプタ #K&F_Concept #PK #LM #Pentax #Leica
マウントアダプタ PK to Leica M K&F ConceptMOR
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MD-LM
eBayでなんだかよくわからないけれどもいろいろな出品者が販売しているノーブランドのマウントアダプタです。ミノルタのMF一眼レフカメラのマウントのレンズをライカMマウントに変換します。といっても,M型ライカカメラに使ったことはなくて,これまたノーブランドのライカMレンズをSony Eに変換するヘリコイド付きアダプタを介してSony α7s (ILCE-7s)で撮影しています。似たようなノーブランド品は日本でもAmazonで扱っていたりしますが,eBayでは2000円足らず程度で送料無料,というものが多くついつい安いところから調達してしまいます。日本のAmazonだと3000円くらいでしょうか。私が調達したときは(2019年8月),20 USDでした。 eBayで注文すると中国大陸から送られてくるので到着までにかなり時間がかかります。しかし,オールドレンズ遊びをするのに急いたところでどうなるものでもないので気長に待つことにしています。たいていは忘れた頃に届きます。 一つしか使っていないので個体差の大小はわかりませんが,ノーブランドのLM-NEXマウントアダプタに取り付けるとちゃんとガタはあります。とてもしっかりしたものを期待しているとがっくりきますが,価格相応だと思います。とりあえず,レンズが壊れるようなことはないので特に気にせず使っています。中国製品にありがちな見た目のてんこ盛り度を競うようなところがあって,無意味に6bitコード用に色を塗るところが用意されています。もちろんあってもよいのですが,私は使わないのでそういえばそういうのがあったな,という感じです。可もなく不可もない。そんだけです。 #マウントアダプタ #ノーブランド #LM #MD #SR #Minolta #Leica
マウントアダプタ SR to Leica M ノーブランドMOR
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7Artisans LM-E Close Focus
ミラーレス一眼カメラ用をはじめとして種々のマウントのMFレンズが日本にも輸入されている7Artisans (七工匠)のマウントアダプタです。以前からレンズは輸入されていたので7Artisansというブランドは知っていましたがマウントアダプタを作っていると云うのは知りませんでした。これまで使っていた無限遠ロック付きヘリコイドがついたノーブランドのLM-NEXマウントアダプタの精度が心配になったことがあって(実際にはレンズ側の問題でした),他の選択肢ということで名前を聞いたことがあるメーカーのマウントアダプタを調達しました。 ヘリコイドにロック機構をつけることで大幅に製造コストがあがる気もしないのですが,ロック付きに比べると10 USDほどお安い価格設定でした。ロック機構がないためなのかヘリコイドは重めです。オーダーしてからかなり時間がかかっていつものように(?)中国大陸から届きました。ノーブランド品のように白箱に入って届くのかと思っていたのですが,上の写真のように,やたら立派なロゴまでついて,磁石でフタがくっつくような中国的ゴージャス感満載な箱に入っていました。肝心のアダプタの作りも悪くありません。 そもそもの購入動機であるマウントアダプタの精度については,ロック付きのマウントアダプタの問題ではなくレンズ側に問題があることがわかったので,アダプタの精度を比較検証するという必然性が失われてしまいました。そんなわけでこのアダプタは買ったもののいまだに実戦投入の機会がないまま惰眠を貪っているかわいそうなヤツです。そのうち使ってやらなくてはなりません。 #マウントアダプタ #7Artisans #七工匠 #LM #SonyE #Sony #Leica #NEX
マウントアダプタ Leica M to Sony E 7ArtisansMOR
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LM-NEX Macro Adapter Helicoid Infinity w/ Lock
ライカMマウントのレンズをSony Eマウントカメラに装着するためのアダプターです。ヘリコイドがついていて5mmほどレンズを繰り出すことができるのでレンズの最短撮影距離よりも被写体に近づいて撮影できます。さらに,無限遠でロックできます。ヘリコイドつきのアダプタはたくさんありますが,無限遠でロックできるものは限られています。勝手にヘリコイドが回っていて無限遠にピントが来なくて焦るということが原理的に発生しないので(ロックを忘れなければ,ですが),ちょっと安心感があります。 ノーブランドのアダプタでどこにも何の刻印も入っていません。白箱に入って送られてきました。なので,これが何のアダプタだったか忘れてしまうと使い途がわからなくなってしまうという恐ろしい仕様(?)です。購入履歴を調べたら,eBayで2018年10月に買っていました。当時の購入価格は80 USDでしたが,現在(2021年10月)も同じものがeBayに出品されていて69 USDになっています。 モノの作りは悪くはないですがよくもありません。ガタがないかと問われれば多少はあります。でも,実用上の問題はありません。手持ちのたいていのレンズはいったんライカMマウントに変換してからこのアダプタに装着してSony α7sで撮影をしているので,常にこのアダプタを使っています。購入してから3年経っていますが特に不具合がでるわけでもなく普通に使えています。ヘリコイドで少しでも被写体に近づけるのはたいへん便利です。望遠系のレンズでは少しくらいヘリコイドを繰り出しても最短撮影距離にほとんど変化はありませんが,広角系のレンズではその効果は絶大です。 使用頻度も高く,ヘリコイドつきアダプタとしてはお値段もそこそこ安く,私にとってはコストパフォーマンスがかなり高いアダプタのひとつです。 #マウントアダプタ #ノーブランド #LM #SonyE #Sony #Leica #NEX
マウントアダプタ Leica M to Sony E ノーブランドMOR
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K&F Concept L39 - L(M) (50 - 75)
K&F ConceptのL-Mリングです。作りはよくも悪くもなく,普通です。L39とライカMのフランジバックの差はきっちり1mmなのでかなり精度が高い工作が必要だと思いますが,お値段はお安くて2000円前後で入手できます。eBayで探せば1500円くらいで出品しているところもあります。そんなに安くて大丈夫なのか,と逆に心配になってしまいます。そのような意識があるためか,このリングをレンズにつけてライカMマウントのカメラに装着したところ,レンズだけはずれてカメラからこのリングがはずれなくなったというような恐ろしい話を聞いたような気がしています(確証はないので気のせいかもしれません)。 さすがに手元のカメラに装着して試してみる度胸はないので,このリングはあくまでもL39レンズをLeica Mのレンズ側マウントを持つマウントアダプタに取り付ける時にのみ使っています。それで特に問題ないのでカメラに取り付けても問題ないのだろうと思いますが,やっぱり怖いので試していません。 正直に告白すると,「(50 - 75)」の意味がよくわかっていなくて,レンジファインダーに現れるブライトフレームの画角が50mmと75mmである,ということを表しているというのを知ったのはそれほど昔ではありません。ライカのM型カメラというのは何もかも機械式で連動するようになっているというのを改めて認識しました。 #マウントアダプタ #K&F_Concept #LM #L39 #Leica
マウントアダプタ L39 to Leica M K&F ConceptMOR
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FOTGA KONICA-NEX
FOTGAは中国製のマウントアダプタのブランドとしてはどちらかというとマイナーなブランドという印象があります。それはたんに国内であまり流通していないからだけかもしれません。eBayではそれなりに見かけます。 Konica ARマウント用のマウントアダプタは既に2個も持っていたのにこれを調達した理由は,レンズ側のマウント面が正しくコニカのカメラのそれと同じ形をしているように見えたからです。レンズ側マウント面のフランジの幅が狭いのがコニカのカメラで,手持ちのNEWYIやK&F Conceptはいずれもフランジ幅が広くてKonica FマウントをARマウントに変換する小西六純正のKonica Lens Adapterを装着することはできません。フランジの幅が何mmかという情報は当然のことながらどこにもないので買って試してみるしかありません。 試した結果,小西六純正アダプタを装着することができました。惜しむらくはFOTGAはAR to Leica Mのマウントアダプタをリリースしていないことです。それさえあれば私の中では完璧なのに,とても残念。Leica M用には別のアダプタを探さねばならないのですが,当然ながらそんなに都合のよいものが見つかるわけもなく,またもや泥沼にはまっていく予感です...。 #マウントアダプタ #FOTGA #AR #SonyE #Konica #Sony #NEX
マウントアダプタ AR to Sony E FOTGAMOR
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K&F Concept K/AR-NEX
国内でもよく見かけるK&F Conceptのマウントアダプタです。KonicaのARマウントレンズをSony Eマウントカメラに装着できるようにするアダプタです。NEWYIのAR-LMアダプタをずっと使っていたのですが,無限遠がでないレンズがあって,ひょっとするとアダプタの精度の問題ではないかと疑って異なるメーカーでかつ安いモノということでK&F Conceptのアダプタを調達しました。 これもeBayでは国内の流通価格より少し安くて2000円前後で送料無料で入手できます。中国本土から送られてくるので手元に届くまでに2, 3週間かかります。結局,問題のあるレンズをこのアダプタに装着しても無限遠がでなかったため,問題はアダプタではなく,レンズ側にあったことが判明しました。で,このアダプタはそのまま片付けてほとんど使っていません。 このアダプタでSony Eマウント機にレンズを装着すると当然ですが最短撮影距離はレンズのスペックどおりになります。レンズをライカMマウントに変換してから,さらにライカMをSony Eに変換するヘリコイドアダプタを使うと,いざというときに近接撮絵ができて便利なので,このアダプタのようにレンズをカメラに直接装着するアダプタは使わなくなってしまうのです。 また,このマウントアダプタもレンズマウント面のフランジの幅が広いため,Konica FマウントをARマウントに変換する小西六純正のKonica Lens Adapterを装着することはできません。そんなわけでほとんど出番がないちょっとかわいそうなアダプタです。 #マウントアダプタ #K&F_Concept #AR #SonyE #Konica #Sony #NEX
マウントアダプタ AR to Sony E K&F ConceptMOR
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NEWYI AR-LM
コニカの一眼レフのARマウントレンズをライカMマウントボディに装着するためのマウントアダプタです。eBayではよくみかける中国製のアダプタです。だいたい2500円くらいで送料無料で中国本土から送られてきます。オーダーしてから届くまでに2, 3週間かかりますが,特に急ぐようなこともないのであまり気にしていません。ガタがあるかと言われればまったくないわけではないですが,通常の使用で不都合がでたことはありませんので,コストパフォーマンスは十分だと思います。 ボディ側のマウント面にはライカの6bitコードを塗るためのスペースが用意されていますが,レンズ1本につき1個のアダプタを使うなら6bitコードも便利かもしれませんがそういう使い方をしないので私にはあまり意味がありません。 レンズ側のマウント部分の内周(レンズがハマる穴の外周)のフランジの幅はコニカのカメラのそれよりも少し幅が広く,Konica FマウントをARマウントに変換する小西六純正のKonica Lens Adapterを装着することはできません。この点ではハマりにハマりました。 #マウントアダプタ #NEWYI #AR #LM #Konica #Leica
マウントアダプタ AR to Leica M NEWYIMOR
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FUJIFILM XQ2
XQ2は2015年2月に発売されて1年半余りでディスコンになった,たぶん富士フィルム最後のコンデジです。レンズ一体型カメラはその後もX70やX100シリーズ,XF10などが発売されていますが,いずれもAPS-Cサイズのセンサーを持つ高級機で,2/3インチの小さなセンサーの本来の意味でのコンデジは実質的にはXQ2が最後だっただろう,という意味です。 富士フィルムお得意のX-transセンサーを積んで小さいけどよく写る高級機,という位置付けで従来機種のXQ1の改良版として発売されました。小さいセンサーといってもコンデジ用センサーとしては大きめの1/1.7インチよりもさらに微妙に大きいセンサーで,かつベイヤー配列ではない富士フィルムの独自設計のセンサーでした。また,広角端でライカ判換算25mm F1.8,望遠端で同100mm F4.9の4倍ズームは明るくてマクロモードでは3cmまで寄れる,という使い勝手の良さもウリで,個人的にはこのスペックはど真ん中に刺さるものでした。とてもコンパクトであるにもかかわらず,外装は質感もよく,プレミアムコンパクトを標榜するに恥ずかしくない仕上がりのコンデジでした。 XQ2の性能も小さな高級機というコンセプトも個人的にはとてもグッとくるものがありました。それで中古を調達したのですが,やはりGPSが搭載されていないことは仕事用としてはとても不便であったこと,コンデジの主流が1インチセンサーに移って,かつ位置情報はスマホと連携する,という方向になったことから,XQ2は自分ではほとんど使わないままにカミさんと娘に貸与して,お仕事用カメラとしてCanon PowerShot G7Xの初代機に乗り換えました。XQ2とG7XではXQ2のほうが少しだけ発売が遅いのですがほぼ同世代といってよいカメラです。XQ2のコンセプトには個人的には大いに共感したものですが,結局,シリーズとして生き残ったのはXQ2よりも高価なG7Xであったことには商品企画の難しさを感じます。 1200万画素のX-transセンサーと富士フィルム独自のアルゴリズムによる色再現はコンデジであっても十分に発揮されていて,というか,それ以前の富士フィルムの技術が凝縮されたようなところがあって,濃い内容のカメラです。XQ2はごちゃごちゃ言わずにjpeg撮って出しで気軽に使うべきカメラだと思います。発色はとても自然で派手でもなく地味でもない絶妙のバランスです。 昼の屋外での風景はとても自然な色合いで写ります。その一方で,センサーが小さいことはいかんともしがたく高感度耐性はあまり高くありません。ISO800でノイズの嵐となります。感じ方は人それぞれですがISO400くらいが常用できる上限だと個人的には思います。ダイナミックレンジも当然あまり広くはなく,すぐに白飛び,黒潰れします。でも,フジの自動露出のアルゴリズムは結構,アグレッシブでギリギリを狙った露出で攻めます。 お仕事のついでに持っていく旅行用カメラとしてこの小ささは捨てがたいものがあります。ただ,現在のスマホのカメラと比較して勝っているかといわれると,かなり厳しいものがありそうです。それがコンデジが淘汰された理由であることはもちろん理解しているのですが,このようなカメラの選択肢がなくなったことは,カメラ好きの一人として寂しく思います。 このカメラによる作例は5, 6枚目に加えて https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/XQ2 に置いています。 #カメラ #レンズ一体型 #AF #FUJINON #Fujifilm #6.4-25.6mm #F1.8-4.9 #標準 #ズーム #デジタル #2/3インチ #手振れ補正
レンズ一体型カメラ Fujifilm 6群7枚MOR
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FUJIFILM X70
あるとき,ふと魔がさしてAPS-Cのコンデジが欲しい病にかかってしまって,そのときにヤフオクで中古を購入したのがFujifilmのX70でした。リコーのGR iiでもよかったのですが,その時点でGRはすでにデジタル機器として相当に古く,PENTAXの一眼レフは持っているので毛色の違うフジを買ってみよう,と自分を納得させて買いました。 X70は2016年2月に発売されてあっという間にディスコンになった謎のコンデジです。35mm版換算で28mm f2.8の単焦点レンズは今でも十分に通用するレンズですし,フジ独特の発色は,ヨドバシカメラなどに置いているデジカメプリンタの自動調整とよく似た雰囲気で派手めです。また1670万画素のX-Trans CMOS IIセンサはフジ独自のセンサで普通のベイヤー型とはちょっと違った雰囲気の絵を吐き出します。 それなりに気に入っていていつもカバンに放り込んでいたのですが,突然AFがエラーで動かなくなってしまいました。修理をするか,別の機種を買うか,X70の中古価格を考えると悩ましいところです。 フジのカメラを新たに買うならば,2018年8月に発売されたXF10は候補なのですが(もうすでに十分昔の機種になってしまいました),XF10が発表された時X70の後継機か,という期待を一瞬だけ抱かせてくれましたが,そうでもないようです。センサは解像度は高くなって2424万画素ですが普通のベイヤータイプのようですし,X70とはちょっと別もののようで値段が安いこと以外あまり欲しい,という動機に欠けます。それなら2019年3月に発売されたGR iiiのほうがちょっと高くても(ちょっとじゃないけど),楽しいかも,と危険なモードに突入しています。 とは言え,無意味に悩んでいる間が楽しいのですが。 このカメラによる作例は https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/X70 に置いています。 #カメラ #レンズ一体型 #AF #FUJINON #Fujifilm #18.5mm #F2.8 #広角 #単焦点 #APS-C #デジタル
レンズ一体型カメラ Fujifilm 5群7枚MOR
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FE 35mm F1.8
Sony Eマウントの単焦点レンズとしてはSony Zeissの55mmに続く2本目として導入したSEL35F18Fです。出荷開始は2019年8月の終わり頃でSonyのEマウントレンズが一皮むけた以降のレンズで,2018年以降にリリースされたレンズはハズレがほとんどなく,実際にこのレンズも不満が思いつきません。寄れる,明るい,軽い,小さい,という欲張り仕様でありながら,最近のレンズにしてはまぁまぁ安価な単焦点で準広角の万能レンズという素敵っぷりです。 SonyのフルサイズのFEレンズのなかでは数少ない無印レンズです。同じ無印でも50mm F1.8 (SEL50F18F)はAFがかなり残念な感じというもっぱらの評判ですが,SEL35F18Fは85mm F1.8 (SEL85F18)と同様に評判がよいようです。レンズ鏡筒にはフォーカスホールドボタンとAF/MF切り替えスイッチがついています。無印レンズなのにGレンズっぽい贅沢仕様です。しかも,無印のおかげか,Sony Zeissの55mmよりも新品価格は安価です。 中央部の解像度は十分すぎるほどシャープですが,周辺には色々な収差が残っています。jpeg撮ってだしの実写では自動補正がかかっているのでほとんど気になりませんが,細かな話をしようとすると,周辺部の画質劣化が気になる人はいるのかもしれません。 あまりにも普通に写って面白みがない,というコメントをネットでちらほら見かけたりしますが,面白いレンズが欲しくてこのレンズを導入する,という人はなにか方向を間違っているのではないか,と思ってしまいます。開放でフワフワでハロがまとわりつき,逆光ではハレーションとゴーストが盛大に出る「面白い」レンズが欲しいのであれば,一昔前のレンズに山ほど候補がありますし,価格も二束三文です。普通に写るレンズになんの不満があるんだ,と問いただしたい気分です。 寄れる35mmというのは使いでがあるので中古を物色して入手しました。新型コロナウィルスのためになかなか写真を撮る機会がなくなってしまい,そうかと言って放っておいてはカメラの使い方から忘れてしまいそうなので,ときどき連れ出して使っています。やはり,寄れるレンズは無敵で,非常に使い勝手のよいレンズです。 このレンズによる作例を https://mor-s-photo.blogspot.com/search/label/FE%2035mm%20F1.8 に置いています。 #レンズ #AF #SonyE #Sony #35mm #F1.8 #SEL35F18F #広角 #単焦点
AFレンズ Sony E SonyMOR