1968 フォードGT40 “Gulf”
映画「栄光のル・マン」の影響で、ガルフカラーには特に思い入れがありますが、このモデルもそんな思いから入手したものです。 1960年代のル・マンはフォードとフェラーリの名勝負が繰り広げられてきましたが、1968年のレギュレーション変更により、それまで活躍したマシンが出られなくなったため、当初はフォードもフェラーリも不参加を表明していました。 その後レギュレーションが一部変更になったことから、フォードは再び参戦することにし、5,000ccにダウンしたエンジンを搭載するGT40を仕立てました。 そうして迎えた1968年のル・マンは、ジョン・ワイヤーにマシンが委ねられます。 翌年に帰らぬ人となってしまうルシアン・ビアンキと、兄弟で帰らぬ人となってしまうペドロ・ロドリゲスが乗ったこのマシンは、レギュレーション変更で主役の座が回ってきたポルシェ勢がトラブルに苦しむのをよそに順調に周回を重ね、見事優勝を飾りました。 モデルは、ガルフカラーはもちろん、GT40のマッチョなスタイルもバッチリ再現してあり、非常にカッコいい仕上がりとなっています。 翌年のル・マンウィナーもすぐに手に入れて並べるつもりだったのが、未だに実現していないのがずっと気になっている、お気に入りの一台です。 #コレクションログ