七匹の大蛇

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ソーサリー四部作の第3巻

城砦都市カーレを出た後、地図中央部に位置するバクランドからマンパン砦の手前あたりまでの広大な範囲が舞台(写真4)
大魔王のスパイであり、個性的な特徴がある七匹の大蛇との絡みが面白い
大蛇はまともに戦うとかなりの強敵だが、得られる情報を元にそれぞれが持つ弱点を探せるかがポイントになる

戦いを含め、危険を避け通り過ぎるだけであればそれほど難しくないが、退治した大蛇の数により最終巻の難易度に大きな影響を与えるため、手抜きするとかえって厳しくなる
ゲームブック上級者であれば、パーフェクトを狙いたい

https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/147
https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/148
https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/150

魔法使いの丘
ソーサリー四部作の第1巻 東京創元社のSAGB(スーパーアドベンチャーゲーム)シリーズの先駆けでもある SAGBシリーズは社会思想社のFF(ファイティング・ファンタジー)シリーズとともにゲームブックの定番シリーズ 海外だけでなく日本人作家も多数参加し映画、小説、コンピューターゲームからの移植、公募等バラエティーに富んでいる 本ソーサリー四部作はゲームブック・ファンで知らない人がまずいない大傑作であり、総合的に見てゲームブック界(少なくとも当時)の頂点と言っても過言ではない 各巻を単独で遊ぶことも可能なシステムになっているが、通常は全巻通して遊ばないと勿体ない内容 著者は英国人のスティーブ・ジャクソン プレイヤーはカクハバードと呼ばれる広大な世界で、盗まれた魔法の王冠を奪還するため、たった一人で大魔王がいるマンパン砦を目指す事になる 第1巻は地図左下の故郷アナランドを出発し城砦都市カーレに入る前までの、シャムタンティの丘が舞台(写真4) 長旅のルールに慣れる場とあって、通り過ぎるだけであればそれほど難易度は高くない 巻末にある「魔法の呪文の書」の魔法全てに挿絵が付いているのが嬉しい ※第2巻以降の「魔法の呪文の書」の挿絵は省略されている 付属している別紙のアドベンチャーシート(裏は地図)は全巻共通 2003年から2005年にかけて、創土社から四部作全巻が復刊された(各巻のタイトルは第3巻を除き多少異なる) https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/148 https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/149 https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/150 https://muuseo.com/Enban_jin_A/items/113
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