Van Dyke Parks / Discover America (US, Warner Bros. Records, BS 2589) <1972>

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Van Dyke Parks / Discover America (US, Warner Bros. Records, BS 2589) <1972>
(SIDE 1) BS-2589A 40061-1A BG
(SIDE 2) BS-2589B 40062-1B BG

ヴァン・ダイク・パークスと言えばビーチ・ボーイズのアルバム「スマイル」の製作に携わったことや、はっぴいえんどのラスト・アルバム「HAPPY END」にかかわったことで知られるミュージシャン/プロデューサーです。「レコード屋のロック音楽のカテゴリーに置かれる、全くロックとは関係のない作品を作る名人である」という評価がすごく腑に落ちる奇人・才人で、ワールド・ミュージックなどを取り込んだ奥行きのある音楽を作るという点でポール・サイモンと共に時代の最先端を行っていた人だと思います。

この作品は1972年に出した2作目。1967年の名盤"Song Cycle"とは似ても似つかぬ内容で、このノスタルジックでダラっとした空気感がたまりません。大人の音楽ですね。1971年にトリニダードのバンドEsso Trinidad Steel Bandのアルバム"Esso"をプロデュースをしたことが関与しているのは間違いありません。

ジャケットのデザインは長岡秀星。この人は73年のカーペンターズの"Now & Then"や、70年代後半のEW&Fのレコード・ジャケをたくさん手がけたことで有名です。おそらくこのジャケは最初期の仕事のひとつだろうと思います。バスの行き先が「トリニダード」と「ハリウッド」になっているのは今日初めて気がつきました。

Discover America is the second studio album by Van Dyke Parks released by Warner Bros. in 1972. Its sound is a major departure from his debut record, Song Cycle (1967), featuring all cover versions of previously written songs.

The album mostly features songs popularized by early Calypso musicians, as well as songs by Allen Toussaint ("Occapella" and "Riverboat"), Little Feat ("Sailin' Shoes"), John Philip Sousa ("Stars and Stripes Forever") and one song of unknown origin ("Be Careful").

The title of the album is derived from the poem "I Am Waiting" by Lawrence Ferlinghetti.

https://www.youtube.com/watch?v=fbIKxUcYoxQ

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