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涼宮ハルヒの消失
英題:The Disappearance of Haruhi Suzumiya 「涼宮ハルヒ」の「消失」、というわけで、それまで脇役だった長戸を主役に据えた映画。いや、それまで「ハルヒ」ってほとんど知らなかったんだけど、おっそろしく丁寧な演出と描写にうなってしまった。京都アニメーション恐るべし。 パンフレットもその主役を表紙にもってきている。で、その表紙の絵だけで物語りの奥行きを表現している。ガラス?鏡?手前にいるのは? 中身も濃いけど、ちょっと小ぶりなのが残念。
あーはいはいそういう映画ね、と思ったら。 監督 石原立也 不明 映画館BLACK
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ヒックとドラゴン
原題: How to Train Your Dragon あ、アバターの元ネタだ(ウソ)。ラストは子供向けとは思えないかなりショッキングなシーンで終わる。何かを得るためには何かを失わなきゃいけない。子供にストレートに訴えかけてる。 ただ、この映画、プロモーションに失敗していて、続編もあったのに日本ではほとんど話題にならなかったんだよな。いくらドラゴンの名前が「トゥース」だからって、宣伝マンに春日なんか使うから。 パンフは表紙に3Dカードを貼り付けた、凝った作り。ただ、関連商品のページが1ページしかないのが、苦しい事情をバラしちゃってる。
あーはいはいそういう映画ね、と思ったら。 監督 ディーン・デュボア 不明 映画館BLACK
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ヒューゴの不思議な発明
原題: Hugo 邦題で盛大に大損してる作品。まーた「○○の××な■■」系かよ、と思ったら、あラララそっちへ転がるんですか、てな展開でした。 パンフレット、表紙はネタバレしてるものの、みる前は絶対にわからない。裏表紙のウラ、クレジットのページもネタバレしてる。こちらは感のいいひとなら気づくかも。
あーはいはいそういう映画ね、と思ったら。 監督 マーティン・スコセッシ 不明 映画館BLACK
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ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会
大ヒット作「劇場版ガールズ&パンツァー」の元になったTV放映版の再編集劇場上映版のパンフレット。ややこしい。 「そうは言っても、TV版そのまんまなんでしょ? わざわざ劇場へ行くの?」 その回答は、見開きページに載ってます。折り目の真ん中、一番開きやすいページに載ってるのは、可愛い女の子でも、りりしい戦車でもなく、音響スタッフへのインタビューが文字ぎっしり。音響を劇場用に録り直したそうな。だから、パンフレットもその「ウリ」が真ん中に来てる。
あーはいはいそういう映画ね、と思ったら。 監督 水島努 不明 映画館BLACK
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若おかみは小学生!
Okko`s Inn という英題がついてます。恐ろしい映画でした。「騙されたと思ってみてみて」といわれて、それでも「あ、『女児むけアニメの中では』出来がいい、とそういうことね」てな舐めた態度で鑑賞したのですが…… いいのか、小学生にこんな重いテーマを突きつけて。 パンフレットは、子供が持ちやすいようにちょっと小さめ。文章には全部ルビ打ち。見開きページは主人公のファッションショーと、ここでも徹底的に「女児向けアニメの体裁」をとってます。いや、女児向けアニメで間違いはないんだが。うーん。それとも最近の小学生はこのくらいの重いドラマは軽々と消化できるのか? パンフレットの中で、ちらっと「本気」が透けて見えるのがクレジットのページ。おそらく、スタッフを全員掲載してます。この映画に血肉を与えたのは俺たちだ!という意気込みが伝わってくるぞ。
あーはいはいそういう映画ね、と思ったら。 監督 高坂希太郎 不明 映画館BLACK
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カメラを止めるな!
英語のタイトルは、"ONE CUT OF THE DEAD". 2018年に話題になった「低予算なのに面白い」映画。ただ、このパンフレットは、映画が売れてから製作されたものの模様。巷で言われてる「制作費300万」では、パンフレットも作れなかったろう。 後半に映画のシナリオが全文掲載されてるのが素敵。
あーはいはいそういう映画ね、と思ったら。 監督 上田慎一郎 不明 映画館BLACK