1905-12's Coca-Cola SS bottle "PALATKA FLA" SLUG PLATE

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1900年代に作られた、クリヤーカラーのコカコーラSS(ストレートサイド)ボトルです。

現在まで続く特徴的なコンツァーボトルが誕生するのが1915年。それ以前は本品のような真っ直ぐなボトルで、通称ストレートサイドボトルと呼ばれています。

当時、コカコーラ社はボトル製造を全米各地のボトラーに任せており、コンツァーボトルが制定されるまで、色や形、デザインなど多種多様なボトルが作られました。

本品は1905-12年に作られたスクリプトロゴが中央にあるタイプで、コカコーラパテント表記が中段にあります。

このボトル最大の特徴は、Slug(スラグ)プレートと呼ばれる、モールドの中に更に別の型をはめ、文字や絵柄などをフレキシブルに入れる手法が取り入れられている点です。(PALATKA.FLAの部分)

当時、ボトルは人の手も使いながら沢山の型を用意して作られており、全てのボトルを一から型で作ることは大変効率が悪いものでした。

そこで、ロゴや地名など変わりやすい部分にスラグプレートを使うことで、ボトルの汎用性を上げることができます。例えば、コカコーラロゴのスラグプレートを使えば、元になるボトルはそのままに、ペプシや他のドリンクのスラグプレートも使える為、楽に転用が利きます。またはコカコーラのボトルに地名のみスラグプレートを使えば、デザインは同じで各地域向けのコカコーラボトルをつくることができます。

この技法は主に19世紀、まだ瓶の型のクオリティや自動量産が難しい時代から、20世紀初頭まで見られた技法です。その為コカコーラボトルにおいても、古い時代のボトルほど、スラグプレートの使用率が高く、重宝されています。

本品は更に、ボトラー表記の中にスクリプトロゴが小さく書かれた面白いデザインで、とても貴重です。

【詳細】
仕様:王冠栓タイプ、エンボス
カラー:クリヤー
年式:1900年代頃
エンボス:ショルダーサイド COCA-COLA TRADE MARK REGISTERED PALATKA.FLA

ベースサイド PROPERTY OF THE COCA-COLA BOTTLING.CO
底部 Y
サイズ:H 約185mm W 約60mm

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