モダンアート メイフェアーゲームズ

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ディレンマを大切にするクニツィア作、競りゲームの祖ともいえる作品。
リメイクされカードゲームにもなったが、それによって一層オリジナルの面白さが明らかになった。
コンポーネントも中々洒落ている。画商というテーマも良い。私は必ずロンドン銀行にする。
 この手のゲームは一見、他人との駆け引きを重要視しがちだが、実はどれだけギリギリのところで少しだけかすめ取るか、という自分との駆け引きが重要である。
序盤は様子見、数千ドルの積み重ねで最後まで逃げ切るか、後半強い札で逆転するかは手札と要相談。しかし、何事も100パーセントということはなく、自分が押していた絵が紙切れと化すこともしばしば。
 人数が増えれば増えるほど、他人の行動を推察する必要もあり、単純なようで奥深いところもある。ただ一つの欠点は、どうしてもダブルオークションのパワーバランスが頭一つ抜けている点か。

写真は珍しいメイフェアーゲームズ版である。
こちらはなんと未開封。
ニューゲームズオーダーのもので遊んでいるからだ。
スタンプスは持ってないかって?そこまで買いませんよ。

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