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  • 136F S&Gとシティ・ポップス、ソフトロックetc・・・
S&Gとシティ・ポップス、ソフトロックetc・・・

S&Gとシティ・ポップス、ソフトロックetc・・・

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60年代のアメリカン・ポップスの中でサイモン&ガーファンクルは確実にエポックメイキングな存在。フォークを基本として、イギリスの伝承歌やトラッド・ソング、カントリー、ドゥーワップなど様々な要素を含むポール・サイモンのソングライティングと、ガーファンクルの天使の歌声をいかしたコーラスワーク。しかし、なかなか売れずに傷心の日々を過ごしていたサイモンはある日自分たちの楽曲にエレキ・サウンドのバッキングを加えた『サウンド・オブ・サイレンス』を耳にする。フォークロックの誕生! バーズの『ミスター・タンブリンマン』と並んでこの後のそういった路線の指標になる。
もちろん、サイモンの許可もなくバンドアレンジが加えられたことは、本人にとっては不名誉なことだったかもしれないが、結果的に大ヒットしてS&Gはスターダムにのし上がる。
S&G解散後は、サイモンは、フォルクローレ、レゲエ、アフロキューバンなど様々なワールドミュージックのリズムやアイディアを取り込んで、活動の幅を広げていく。
 一方自作をほとんど持たないガーファンクルはその神の授けた美声を武器に、ジミー・ウェッブなど優れたシンガーソングライターの作品を積極的に取り上げて、数々の名盤を作り上げている。
 サイモンもガーファンクルも、ソロになってからは、より都会的に洗練された作品を多く作っているのは決して偶然ではないと思う。
ニューヨークやロサンゼルスをはじめとして、大都市に生活する者に共通するある種のスノッブなセンスが感じられる。
 それはビリー・ジョエルやフィービ・スノウ、マイケル・フランクスなどにもあるように思う。
単なるAORではなく、正にシティ・ポップスというべき音楽なのではないかな。また、バリー・マニロウやベット・ミドラーのように業界の裏の裏まで精通しているプロフェッショナルなシンガーも好きだ。
彼らのボードビルやミュージカル、スタンダードなジャズに通じるセンスも非常に都会的!!
カーペンターズは、もう言うことなしです!ポップスとして完璧!!

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