ハウス

　封切り当時にデートでこの2本立てに行ったカップルは観終わってどんな心持だったのだろう、と、後にこの作品をそれぞれ別に観た私は、そのような人生の先輩諸氏に思いを馳せたものでした。余計なお世話でしたが…。

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woodsteinさん
ハウスはレンタルで見たんですが
泥だらけの純情は　未だ見たことがありません
この2本立ては何か繋がりがあるんですか？
気になります教えてくださいwoodsteinさん

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ニッポン放送のオールナイトニッポンでラジオドラマ化もされてますよね、映画公開記念の連動企画として。当時聞いたような気もしますが、何せ記憶が…ｗ
個人的に私のミューズである木之内みどりが出てたのを後で知りました。当時はファンでなかったので印象が薄かったのでした。

https://soundcloud.com/ai-matubara/1-1

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　『泥だらけの純情』と『HOUSE ハウス』の2本立ては1977年の東宝のお盆興行でしたが、実際に私がそれらの作品を観たのは数年後に名画座で上映された際で、それぞれ別の作品との組み合わせでした。ご存じのとおり、両作ともいわゆるハッピーエンドではなく、片や救いようのない悲恋もの、片やスタイリッシュな作風であるとはいえ要するにホラーものですから、普段それほど映画を観る機会のない若い女性がこの組み合わせをどう捉えるか、というと必ずしも肯定的ではないのではないか、ということで、男性主導でこの2本立てがデートコースに組み込まれ、鑑賞後に女性側が暗澹たる心持になったとき、このような作品をチョイスした男性に対する評価は下がってしまったのではないか、と、当時高校生の私はそのような考えを持ってしまった、ということを思い出してコメントしてしまったわけです。この考えがいかに浅はかかは言うまでもないでしょうし、実際にこの2本立てはそれなりの興行成績を収めましたので、数字の裏付けもあるわけです。
　さて、70年代中頃から後半にかけての山口百恵主演映画はドル箱とは言えないまでも東宝の盆暮れの興行を安定的に支えるコンテンツでしたので、その併映作品は添え物程度のものもあれば、『HOUSE ハウス』のような、ある種実験的で意欲的な作品を組み合わせるということもできたわけです。もっとも、この作品の製作を実現段階にこぎつけるまでの大林宣彦監督の尽力は実に涙ぐましいもので、omaharuge102さんのコメントで紹介されていたラジオドラマは映画作品公開の前年に制作されたものですが、映画化のためのデモンストレーションの一環でもあったわけです。
　ということで、この2本立てのつながりですが、直接的なものはありません。強いてあげれば、『泥だらけの純情』出演の三浦友和が『HOUSE ハウス』でも写真出演していることくらいですかね。ですが、結果からすれば、山口百恵人気が大林宣彦の躍進の手助けをした、ということが言えるのではないでしょうか。

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神保美喜さんが下着姿でカンフーの演武？するのにはやや興奮したものでした(笑) それなのに彼女までもがハウスに！はプチショックでした。

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