大日本帝国海軍の航空母艦「龍驤」

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太平洋戦争が始まると、龍驤は真珠湾攻撃には参加せず陸軍のフィリピン上陸作戦を支援、その後もマレー半島攻略を援護する役割を担った。同17(1942)年6月のミッドウエー海戦時には、アリューシャン方面を攻撃する別働隊に組み入れられたため無傷で帰還。同年8月の第2次ソロモン海戦では翔鶴、瑞鶴とともに第1航空艦隊に配されて機動部隊の主力に数えられたが、他の空母と離れて航行しているところを米軍機に発見され、集中攻撃を受けて沈没した。龍驤は搭載機が少なく、この時もわずか9機の直掩機(ちょくえんき=空母を敵攻撃機から守る役目の戦闘機)しかいなかったことが最期を早めたとされる。

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