ガウディとサグラダファミリア展  #3

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近年になりこの作業工程をガラリと変えたのが、
3D設計ソフトや3Dプリンタ、CNC加工機などのITである。

複雑な曲面が組み合わさった立体のシミュレーションはコンピュータ上で正確に行えるようになり、
さらに実際の石材を切削する際にも、
CNC加工機にプログラミングすることで正確な形状を造り出せるようになったのだ。

また、従来の石造りから鉄筋コンクリートも使用するようになったことで、
作業効率は格段に上がったようだ。

激変していく工事現場  このように着工当初とは手法が変化した現在、
もはやガウディの精神は失われてしまったのではないか、
これでもガウディの建築といえるのかと疑問視する声もある。

かつては資金不足のため工事が滞ったこともあったが、
現在急ピッチで進む建設現場を一目見ようと、
320万人/年 の観光客が押し寄せる。
入場料は凡そ2000円。

潤沢な資金で先端技術を取り入れることも可能となった。

未完であることが一つの魅力であったサグラダ・ファミリアは、
こうしてついに完成までのカウントダウン段階に入ったとこところで、
コロナのパンデミックに見舞われた。

3年の工事中断の「受難」を超えて、
2022年 12月8日 北側のマリアの塔(135m)が完成した。
新しい塔の完成は実に45年振りという。

144年に及ぶ壮大なプロジェクトは、はたしてどのように幕を下ろすのか・・・・

最後の画像に NHK サグラダファミリア 放映のQRコードupしました。
ドローンを駆使した映像が楽しめそうです。

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