新宿 DIG DUG 物語

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紀伊国屋裏のビルの地下、「DUG」は岩淵活輝さんの設計。 
広さは約20坪、板材を横目地に張りこみ 船のキャビンのような空間で、
1967年オープンするとたちまち人気の店になった。 
(岩淵活輝さんは、早稲田の建築卒→ミラノ留学→当時武蔵美助教) 

そのこともあり、デザイナー、建築家はもちろん、今で言う文化人と呼ばれる人たちがたくさん集まっていた。

1961年にオープンした「DIG」の流れを汲んで、寺山修司や植草甚一をはじめ、村上春樹、和田誠、内田繁といった文化人が足繁く通った「DIG」&「DUG」
Jazzを中心とした“コミュニティ×カルチャー”の熱を醸成するサードプレイスになっていました

因みに「DUG」のロゴは和田誠のデザイン。

後に、原宿「bar RADIO」のオーナーとなる、尾崎 浩司さんがカウンター回りの仕事をしていました。 誰からも好かれる人柄の方でした。

「東京には毎日ジャズのライブをやっている店が20軒ぐらいあるんです。
ニューヨークでも3、4軒、うちアメリカのミュージシャンが出ているのは1、2軒ぐらいだと言うのにね・・・・」とは、中平さん談

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